FIA会長ジャン・トッドは、チームオーダー聴聞会でフェラーリがさらなる処罰を免れたのは十分な証拠がなかったからだと語る。ジャン・トッドといえば、フェラーリのチーム代表だった2002年のオーストリアGPでチームオーダーの禁止の引き金となる指示を出した張本人だが、ドイツGPでのフェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサとの間に類似したオーダーが出されていたと考えていることを認めている。
「それには私も同意する。それは審議していた人々に聞いてほしい」」とジャン・トッドは BBC にコメント。「有罪だと判断するためには罪を証明する必要がある」ジャン・トッドは、フェラーリはチームオーダーの結果としてマッサがアロンソを先に行かせるためにスローダウンしたことを「否定している」と述べた。FIAは、チームオーダー禁止の見直しを検討している、フェラーリもそれに同意している。「これは透明性に対する重要なステップだ」とフェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは述べている。関連:・F1、チームオーダー禁止を見直し・フェラーリ、チームオーダーのさらなるペナリティを免れる