F1とFIA(国際自動車連盟)は、2025年のF1世界選手権のカレンダーを発表した。チャンピオンシップが75周年を迎えるにあたり、2025年F1シーズンもファン、ドライバー、チームを楽しませる24戦が予定されている。3月14~16日のオーストラリアGPで幕を開け、12月5~7日のアブダビGPで幕を閉じる。F1パドックは再び世界7大陸のうち5大陸を訪れることになる。
2025年は3月中がラマダンとなるため、バーレーンGPとサウジアラビアGPは4月に開催される。伝統的な夏休みは8月のままで、ホリデー前にハンガロリンクで行われるハンガリーGPと、ホリデー後にザントフォールトで行われるオランダGPの間に3連休が設けられるレースの地理的な流れを改善するために2024年に行われたカレンダーの変更は2025年にも引き継がれ、オーストラリアと中国に続いて4月に日本GPが開催され、主に夏にはヨーロッパのレースが、秋にはアメリカ大陸が開催され、その後カタールとアブダビは連勝でシーズンを終える。このカレンダー発表について、F1のステファノ・ドメニカリCEO兼会長は「2025年はFIAフォーミュラ・ワン世界選手権の75周年を祝う特別な年になる。このような強力なカレンダーを提供できるのは、その遺産と経験のおかげだ」「今回も世界各地の素晴らしい24の会場を訪れ、トップクラスのレース、ホスピタリティ、エンターテインメントをお届けし、世界中の何百万人ものファンの皆様に楽しんでいただけることでしょう」「FIA、プロモーター、開催都市パートナー、そして関係するすべてのASNが、このスケジュールを実現し、F1にとって素晴らしい1年になることを約束するために尽力し、サポートしてくれたことに感謝している」「また、このスポーツのヒーローであるF1チームとドライバーたち、そしてF1を信じがたいほどの熱狂をもってフォーローし続けてくれている世界中のファンにも敬意を表したい」FIA会長のモハメド・ビン・スライエムは「世界モータースポーツ評議会によって承認された2025年のFIAフォーミュラ1世界選手権カレンダーは、イベントの地域化を通じて持続可能な目標を達成するというわれわれの使命をさらに示すものだ」と語った。「我々はF1全体の安定に重点を置く一方で、環境と移動するスタッフの健康と福祉に対する義務も共有している」「ステファノ・ドメニカリ率いるフォーミュラ・ワン・マネージメントは、伝統的なサーキットと近代的な開催地をうまく融合させたカレンダーを作成した」「F1開催75周年を迎えるにあたり、F1を真に世界的で多くの観客を魅了するものとするため、開催地ASN、地元オーガナイザー、そして何千人ものFIAボランティアのたゆまぬ努力に感謝する」