ニュージーランドを拠点とする自動車メーカーであるロダン・カーズは、F1への新規参戦に失敗したことを明らかにした。ロダンの入札には「女性ドライバーのために1シートを確保する」という約束も含まれており、3度のWシリーズチャンピオンであるジェイミー・チャドウィックが最有力候補に挙がっていた。
ロダンは、レッドブルのリザーブドライバーであるリアム・ローソンや、同じニュージーランド出身のルイス・シャープのテストも実施したことを確認した。また、ロダンは、アンドレッティ・グローバルがFIA(国際自動車連盟)からF1グリッドへの参加の許可を得る唯一の成功者となるだろうと語った。「ロダン・カーズは、権威あるF1世界選手権への参戦を目指すFIAの最近のプロセスに参加した。残念ながら、我々の入札は成功しなかった」とロダンの声明は述べた。「ここで強調しておきたいのは、我々の目的はFIAを批判したり、その決定の再考を求めたりすることではない。我々は結果を十分に尊重し、受け入れる。我々の唯一の目的は、F1コミュニティに情報を提供するため、公益にかなうと思われる情報を公開することだ」「最近の情報によると、このプロセスの当初から予想されていたように、成功するのはアンドレッティ・グローバルになるだろう」潜在的なドライバーラインナップについてロダンは「我々は女性ドライバーのために1シートを確保することを約束していた」と語った。「我々はニュージーランドの施設で、リアム・ローソン、ジェイミー・チャドウィック、ルイス・シャープの3人をF3マシンとGP2/F2マシンよりも速いロダンFZedでテストした」「ジェイミーは非常に優れたパフォーマンスを示したので、もし彼女が空いていれば、我々はためらわずにシートに座らせただろう」 ロダンは、シングルシーターのトップチームであるカーリンの大株主であるオーストラリア人創業者のデビッド・ディッカーが率いている。その提案では、将来のF1チームがニュージーランドから全面的に活動することになるが、ロダはまた、フェラーリとのコラボレーションに向けた「話し合いの機会」があったことも明かした。ロダンは、カーリンの買収を通じて、F4、GB3、F3、F2といった複数の選手権を通じてF1への「直接的なはしご」を提供すると主張した。ロディンは、約10億ドル(約1,490億円)とも言われるディッカーの個人資産によって、計画中のF1プログラムに十分な資金を提供できる財務的余裕があったと主張した。