フェラーリの改良版のハローが木曜日の午後にオーストリアでテストされ、来週のシルバーストンでさらなる評価を受けることになった。フェラーリは、目標日の午後にレッドブル・リンクで“ハロー2”と呼ばれるシステムで、主にドライバー救出に焦点を置いた静的テストを実施した。時間的にドライバーは問題なくコックピットから抜け出すことができたと Autosport は報じている。
このテストでフェラーリはごく主数のマーシャルのアシストを受けただけだったという。フェラーリは、バルセロナテストでハローを初テストしており、それ以来、改良が重ねられている。素材はチタン製となり、軽量化と強度が向上。デザインも変更が加えられた。フェラーリは、F1オーストリアGPのフリー走行1回目にセバスチャン・ベッテルのマシンにハロー2を装着してインスタレーションラップを行う。しかし、開発に関する進行中のプロセスの一部として、来週のイギリスGPで更なるテストが予定されている。ハローにはまださらなる改善が必要とされており、2017年F1マシンには事実上の“ハロー3”が搭載されることになるという。FIAは夏休み前のどこかの時点でハローにゴーサインを出すとみられている。