F1チーム代表は、F1オーストラリアGPで批判の的となったF1の新しい予選フォーマットを変更する可能性を話し合うためにメルボルンのバトックで日曜日の朝に緊急ミーティングを開く。時間制で一人ずつドライバーをノックアウトされる方式の新しい予選ルールは、不当な脱落やタイヤをセーブすることを望むドライバーが現れ、早すぎるセッションの終了に至った。
ファンや視聴者は、最速ドライバーによる一騎打ちを見れなかっただけでなく、以前にあった白熱のクライマックスさえ奪われてしまった。予選フォーマットを変更するためには、F1委員会とFIA世界モータースポーツ評議会に承認を受けるために、F1チームによる満場一致の同意が必要となる。メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、状況を考えれば、変更が早急に決定し、次戦バーレーンに間に合わせることができると考えている。「全チームが集まって、これは一致した意見だと言えば、我々には変更を通過させられるかなりの可能性がある」とトト・ヴォルフはコメント。「明らかな選択肢は、以前のものに戻すことだ。それはレギュレーションにある。異なるフォーマット持ってくる場合は、どうあるべきか慎重に検討する必要がある」リバースグリッド方式を提案して予選フォーマット変更想像の発端となったF1の最高権威でバーニー・エクレストンは、F1の新しい予選システムを“まったくのクズ”だと酷評し、バーレーンGPまでにシステムが変更されない理由はないと考えている。だが、バーニー・エクレストンは、以前の方式に戻してもグリッドをあまりに予測可能なものにするだけだとも考えている。 「以前のシステムに戻せばどうなるか教えてやろう。メルセデスがトップと2番手だ。実にシンプルだ。私が避けたいのは、レーススタートのグリッドがどうなるか、そしてレースがどのような終わりを迎えるかを君たちや私が予測できてしまう状況だ」
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