ラファエル・カマラ(フェラーリ育成)が、ハンガロリンクで初めてF1マシンをドライブした。フェラーリF1はTPC(旧型車テスト)として2025年型SF-25を使用し、今季FIA F2に参戦するブラジル人ルーキーに初のF1体験を与えた。FIA F3王者からF2へ昇格したばかりのカマラだが、フェラーリはすでに本格的な育成段階へ進めている。FRECA、F3と連続タイトルを獲得し、F2でも開幕から安定して表彰台を重ねるなど、その昇格スピードは異例とも言える状況だ。
フェラーリが早期F1テストを実施した理由カマラは2021年からフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)に所属している。今回のF1初走行について、単なる“ご褒美テスト”ではなく、フェラーリ側が将来的な候補として本格評価を始めた側面も見えてくる。近年のフェラーリ育成は、F2で結果を出した段階で積極的にTPCを与える傾向が強まっている。実際、同席したディーノ・ベガノヴィッチもすでにアブダビでSF-25を経験済みだった。一方で、カマラはまだF2初年度。通常であればF1初走行は翌年以降になるケースも多いが、フェラーリはかなり早い段階でF1適応を確認し始めている。ラファエル・カマラ「フェラーリは多くを教えてくれた」「2021年にフェラーリへ加入して、アカデミーに入った。それ以来、彼らは本当に助けてくれた」「特に選手権の戦い方や準備の方法、シーズン全体への向き合い方だ。それだけじゃなく、毎週末のアプローチや、サーキット外での準備、メンタル面やフィジカル面についても学んだ」「責任感についても理解できるようになったと思う。若い頃は、その重要性になかなか気づけないこともある。でも彼らは本当にその部分を助けてくれた」「素晴らしいパートナーシップだ。ここ数年は僕のシングルシーターキャリアにおいて本当に良い時間だったし、一緒にやっている仕事で彼らを誇りに思わせたい。今季も良い1年になることを願っている」F2開幕直後の段階でF1テストへ進んだことは、フェラーリがカマラを“長期育成枠”ではなく、比較的早い段階でトップカテゴリーへ引き上げる可能性を視野に入れていることを示しているとも言える。ベガノヴィッチも再びSF-25をドライブ同じFDA所属のディーノ・ベガノヴィッチも今回のテストに参加した。ベガノヴィッチは2025年アブダビのポストシーズンテストですでにSF-25を経験しており、今回は再確認に近い走行となった。「ブダペストで再びスクーデリア・フェラーリのF1に乗れて本当に、本当に嬉しい」「素晴らしい2日間だった。再びマシンに戻れて最高だった。アブダビ以来しばらく時間が空いていたから、本当に楽しめた」「いつだって素晴らしい感覚だし、次の機会が待ちきれない」