フェラーリF1は2026年F1マイアミGPで今季最も厳しいレースを強いられた。シャルル・ルクレールはスプリントで表彰台を獲得し、決勝でも序盤に首位へ浮上する場面があったが、最終的にはスピンと20秒ペナルティにより8位。ルイス・ハミルトンもオープニングラップで受けたダメージを抱えながら6位でフィニッシュした。チーム代表のフレデリック・バスールは、週末全体の流れは決勝までは悪くなかったとしながらも、日曜の展開がフェラーリにとって「ものすごく厳しい」ものだったと振り返った。
決勝で崩れたフェラーリの週末「ものすごく厳しい日曜だった」とバスールはF1 TVで語った。「レースまでは週末はかなりうまく進んでいたと思う」「1周目にルイスはフロントのバージボードの一部を失い、それでほぼレースは終わってしまった。シャルルについては3位争いをしていたし、良い面を見ることもできる。彼はターン4でマシンを止めてしまっていてもおかしくなかったが、厳しい結果だった」ルクレールは終盤まで表彰台争いに絡んでいたが、最終ラップでスピン。さらにその後の20秒ペナルティにより8位へ後退した。「正直なところ、レース直後にはまだその件について話す時間はなかった。ただ、彼は少し縁石に乗せてしまったのだと思う。最後のラップでオスカー・ピアストリについていこうとプッシュしていた」ミディアムでは光明もハードで失速バスールは、ミディアムタイヤでの第1スティントには一定の手応えがあったと認めた。ルクレールはキミ・アントネッリ、ランド・ノリスと首位争いを展開し、フェラーリにもペースがあることを示していた。しかし、気温の高さによりピレリタイヤを適切な作動領域に保つことが難しく、ハードタイヤではスピン以前から先頭争いから大きく離されていった。「週末の最初から、タイヤマネジメントとタイヤ温度がテーマだった」とバスールは語った。「良い位置にいればすぐにペースは出る。それは我々にとっても事実だったが、全員にとっても同じだった。パフォーマンスの振れ幅が大きく、オーバーヒートして反対側に行ってしまうのはかなり簡単だった」「第1スティントが非常にうまくいったのは事実だ。その後セーフティカーが入り、全員がひとまとまりになった。そこからはエネルギーマネジメントの要素が大きくなった」「レースには2つの局面があった。ひとつはクリーンエアで走り、良いペースを発揮できていた前半。そしてセーフティカーによって全員が戻ってきた後半だ。そこからはかなり難しくなった」アップグレード投入でも表彰台に届かずフェラーリはマイアミで複数のアップグレードを投入し、開幕3戦で最も近いライバルだったメルセデスとの差を詰めようとしていた。ルクレールのスプリント表彰台と決勝序盤の走りは、その方向性に一定の可能性を示していた。だが、決勝ではハミルトンが序盤のダメージで戦線から外れ、ルクレールもタイヤ温度と終盤のミスで表彰台を失った。速さの兆候はありながら、それを日曜の結果に結びつけられなかったことが、マイアミGPにおけるフェラーリの最大の痛手となった。
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