フェラーリF1は、2026年シーズン序盤で一定の競争力を示しながらも、メルセデスとの差を埋めきれていない状況にある。そのギャップを縮めるため、マイアミGPに向けて大規模アップデートを投入する可能性が浮上している。報道によれば、SF-26は“少なくとも半分が新仕様”とされるレベルの改修が予定されているという。
SF-26は“半分が新車”規模のアップデートへ伊紙の報道によると、フェラーリはマイアミGP週末に向けて「少なくとも半分が改修されたマシン」を投入する見込みだ。具体的には、新型フロントウイングと“進化版”シャシーが導入されるとされており、これらのパーツはモンツァでのフィルミングデーで実戦投入前のテストが行われる予定となっている。今回のアップデートによって、ラップタイムでコンマ数秒の改善が見込まれており、フロント争いにおける巻き返しの鍵を握るパッケージとなる。好スタートもメルセデスとの差は依然明確2025年に苦戦を強いられたフェラーリだが、2026年は開幕から安定したパフォーマンスを発揮している。シャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンはいずれも表彰台を獲得しており、SF-26はドライバーにとって扱いやすいマシンとなっている。しかし、開幕3戦を支配したキミ・アントネッリとジョージ・ラッセルを擁するメルセデスとの差は依然として大きく、現状では明確なベンチマークとして君臨している。マクラーレンとレッドブルも対抗策を準備マイアミGPではフェラーリだけでなく、他チームもアップデートを投入する見込みだ。マクラーレンはMCL40に複数の変更を加えるとされており、レッドブルはRB22の挙動を安定させるための“緊急パッケージ”に大きく賭けていると報じられている。各チームが巻き返しを図る中でも、メルセデスが当面の間は優位を維持するとの見方が強い。ハミルトンのレースエンジニア問題は未決着一方で、ルイス・ハミルトンのレースエンジニア体制については依然として最終決定に至っていない。現在はカルロ・サンティが担当しており、2025年シーズン後にリカルド・アダミが別職務へ異動した影響が続いている。セドリック・グロージャンの起用が有力視された時期もあったが、現時点では正式決定には至っていないとされる。シーズン序盤で好スタートを切ったハミルトンにとって、長期的な体制の確立はパフォーマンス維持の観点からも重要な要素となる。マイアミが勢力図変化の分岐点となるかフェラーリの大規模アップデートは、単なる性能向上にとどまらず、2026年シーズンの勢力図を左右する試金石となる。メルセデス優位の構図に揺さぶりをかけられるか、それとも差が維持されるのか。マイアミGPは各チームの開発力が初めて本格的にぶつかる局面となる。 Source: Corriere della Sera