フェラーリの元会長であるルカ・ディ・モンテゼーモロは、2025年のF1シーズンが厳しいスタートを切った後、跳ね馬には「リーダーシップ」が欠けていると述べた。ルイス・ハミルトンが上海のスプリントレースでポールポジションから素晴らしい勝利を収めた一方で、フェラーリは今シーズン、グランプリでまだ一度も表彰台に上っていない。
今シーズン最初の4ラウンドを終えた時点で、スクーデリア・フェラーリは、ランキングで4位と大きく離され、獲得ポイントは57ポイントにとどまっている。一方、チャンピオンシップをリードするマクラーレンチームは151ポイントを獲得している。フェラーリが大幅なアップグレードを持ち込んだにもかかわらず、バーレーンGPの予選ではは、明暗が分かれる展開となった。メルセデスのジョージ・ラッセルがペナルティを受けたため、シャルル・ルクレールがフロントローからスタートしたが、もう一台のSF-25に乗るハミルトンは予選で9位に甘んた。1990年代初頭から2010年代半ばまでフェラーリを率いたモンテゼモーロ元代表は、F1におけるチームの現状について辛辣な評価を下した。「これは、ある時期にはリーダーが不在となり、より広い意味でのリーダーシップが欠如するチームだ」と77歳のモンテゼーモロは土曜日にSky Italiaに語った。「いずれにしても、ルクレールが2列目からスタートするのは嬉しいが、レースはまた別の話だ」モンテゼモーロはバーレーンで、2014年のイタリアGP以来初めてF1パドックに戻ってきた際に、このようなコメントを述べた。彼が去って以来、フェラーリはいくつかの大きな変化を経験しており、マシン会社はフィアット・クライスラー・グループ(現在はステラティス傘下)から分離され、F1チームは現在フレデリック・バスールによって運営されている。イタリア人は、かつて有名だった情熱がフェラーリには欠けていると述べ、「魂のないチーム」と表現した。「復帰は感動的だ。10年は長い時間だからだ。そして、今まさにそれを必要としているフェラーリに幸運をもたらしたいと思っているからだ」とイタリアのテレビ局TG1に語った。「ファンとしてどう感じるか? 魂のないチームを見ているので悲しい。フェラーリは情熱であり、フェラーリは昼夜を問わず働き続け、決してあきらめない。そして、少なくとも今年こそはスタートから本当に競争力のあるマシンを見られることを期待していたので、少し腹も立っている」
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