イタリアメディア、低迷するフェラーリF1を酷評 「退却中のエビの赤」

Corriere della Sera紙は、フェラーリに10点満点中4点という評価を下した。「その赤はもはや輝かしい勝利の赤ではなく、退却中のエビの赤だ」同紙はシャルル・ルクレールにチームメイトのカルロス・サインツよりも高い点数を与えたが、「やる気を失っている」ことを否定して週末を終えたルクレールは10点満点中わずか5点だった。「彼はピットレーンでのスピード違反でまたペナルティを受けた。レースは6位から7位へ。最初のピットストップはホイールガンの故障で失敗した」「要するに、いずれにせよ、今シーズンは彼の時代ではないし、そうでないことは確かだ」最も経験豊富で尊敬を集めるイタリア人ジャーナリストの一人であるレオ・トゥリーニは、昨年7月にフェラーリが連勝を飾った記念すべき日にこのパフォーマンスを見せたと語った。「赤い時代の始まりのように思えた」と彼はQuotidiano Nazionaleのコラムで書いた。「12カ月が経過した今、その後退はセンセーショナルなほど鮮明になっている」「すべての指数はマイナスだ。憂鬱な真実は、我々が目にするこのフェラーリは、それを愛する人々の情熱に非常に大きな打撃を与えているということだ。ターニングポイントが見えない」「誰もマックス・フェルスタッペンのレッドブルを追い抜くような奇跡は期待していない。しかし、予選でアルファロメオ・サウバーに負け、決勝でマクラーレンとメルセデスを双眼鏡で見るのは、ちょっとやりすぎだ」「ジョン・エルカン、ベネデット・ヴィーニャ、フレッド・バスールは何をしているのか？」元F1ドライバーのヴィタリー・ペトロフも、フェラーリのトンネルの先に一筋の光が見えていないことは確かだとトゥリーニに同意する。「彼らがどんな計画を持っているのか、何をしているのか、それは誰にもわからない」とロシア人ドライバーはSMPレーシングのプレスサービスを通じて語った。「彼らは皆、タイヤの違いやアップデートが適切に機能しないことについて文句を言っている。フェラーリがすでに来年に向けて準備を進めている可能性もある」「しかし、より明らかなことは、誰もそれについて公然と話さないということだ」