フェラーリF1のシャルル・ルクレールは、フリー走行2回目を16位で終え、チームメイトのカルロス・サインツも13番手と振るわなかったが、楽観的な見方を維持していいと語る。先週末のF1シュタイアーマルクGPで強力なパフォーマンスを発揮した後、フェラーリF1のファンは、今週末の日曜日にレッドブル・リンクでそれ以上の結果を求めている。
先週よりも1ステップ柔らかいコンパウンドが割り当てられている今週、シャルル・ルクレールはFP1を2番手で終えたが、FP2では順位表の上位に顔を出すことはなかった。それでも、シャルル・ルクレールは、フリー走行2回目のタイムは代表的なものではないと主張する。「このC5タイヤを理解するためにやるべきことはまだかなりたくさんある。ここで使うのは初めてだし、まだ最適な状況で機能させることはできていないと思う」「まだそこに取り組む必要があるけど、全体的にはかなり良い日だった。僕たちのレースペースは先週と同じくらい良い。そして、私たちの予選ペースはまだそれに取り組んでいるところだ・・・」「僕たちはまだ、もう少し上に行くために必要な小さなステップを見つけていないけど、そこに取り組んでいるし、今日から明日までそれを見つけられることを期待している」。まったく同じサーキットでの先週末と比較して、シュピールベルクの気温が低いこと、そして、ピレリのコンパウンドが柔らかいことから、トリプルヘッダーの緒戦となったフランスのようにフェラーリが再びタイヤに苦戦するのではないかとの疑問が生じていた。カルロス・サインツは、同じサーキットでの先週と比較していかに感触が違っているかにショックを受けたと語った。「基本的に先週と非常によく似たマシンだけど、すべてが違った感じになり始めた。これは、このF1カーがいかに複雑かを示している」とカルロス・サインツは語った。「ウイングのわずかな変化、路面状態のわずかな変化により、まったく別のマシンのように感じられる」しかし、シャルル・ルクレールと同じように、カルロス・サインツもレースペースには手応えを感じている。「先週末と非常によく似た状況にあると思う。予選は、このトラックで全開に費やす時間が長いせいで、たとえ僕たちがコーナーを本当に上手く走ったとしても、僕たちの単純な統計と数値ではラップの80%は全開なので、常に少し遅れをとることになるだろう」「コーナーでのグリップにもっと苦労し、タイヤのエクストラなグリップがないレースでは、僕たちのマシンは生き返り、まだ前進し続けることができると思う」