フェラーリのスポーティングディレクターを務めるローラン・メキーズは、FIA(国際自動車連盟)は“突然”に技術的な指示を送るのではなく、F1チームと一緒に座って問題について話し合うべきだと考えている。今週初めに、FIAは一部のチームが安全上の懸念を提起して、ピットストップ手順を遅らせるために取り締まりを伝えるメモを発行した。
F1ハンガリーGP以降、F1チームは、自動システムを使用せず、ジャッキから降ろされてピットボックスからリリースされるマシンの応答が人間の反応時間に基づいていることを確認する必要がある。この動きはメルセデスとマクラーレンの両方に歓迎されたが、今年のピットで最速のチームであるレッドブルはそれを“失望”と呼んだ。新しいピットストップの技術指令について、ローラン・メキーズはフェラーリに「問題を引き起こす」ことはないが、そのタイミングに驚いており、最初に問題について話し合った方がよいと感じたと語った。「確かに少し青ざめてはいる。それには同意する」とローラン・メキーズは語った。「状況について話し合うことはなかったと思う。シーズン途中に技術指令によって驚かされるのではなく、このようなことはFIAとチームが一緒に座って解決していく機会があれば、もっとうまく前進できると思う」「最終的にはその理由は理解できるが、まず座ってそれが何であるかを確認できれば素晴らしいだろう」ピットストップの取締りは、最近のリアウィングの柔軟性のテストとタイヤ空気圧レベルに対する措置に続いて、FIAによって最近送信された一連の技術指令の最新のものとなっている。今年から予選上限が定められたなかで、マシンや機材の修正を擁する偏向は矛盾しているとの声も多い。