フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは、F60がメルボルンで上位を争うのに十分な速さがあると確信しているが、まだ信頼性を懸念していることを認めた。最近のテストではフェラーリがライバルよりも信頼性に問題を抱えているようだった。ドメニカリは信頼性の問題を解決することがフェラーリの最優先事項であることを認めた。
「テストセッションの最終ステージ見守るためにバルセルナへ行き、チームの集中と決断を確認した」「パフォーマンスに関しては、我々のマシンのレベルには満足している。まだやるべき仕事があるのは明らかだし、我々は信頼性に専念しなければならない」「昨年、我々は信頼性と最も小さなディテールがどれだけ重要かを理解した。我々はその方向でより懸命に作業しなければならない」ドメニカリは、去年最後までチャンピオンを争ったことで、フェラーリが若干不利な状況にあると感じている。現ワールドチャンピオンが所属するマクラーレンも、新車MP4-24がまだ勝てるクルマではないことを認めている。「我々の主なライバルのように、2008年のマシン開発を最後の最後までやったチームは、昨シーズンの開発を諦めて、先にリソースを新シーズン用のプロジェクトに注いだチームに比べてわずかに不利な状態にあるかもしれない」ドメニカリは、フェラーリが現時点でライバルと比較してどこに立っているか予測することは拒んだが、ブラウンGPが非常に良い状態であるというフェリペ・マッサのコメントに同意した。「答えを避けていると思って欲しくはない。しかし、トラックでのレベルについてなにかを話すのはこれまで以上に難しい」「数日前まではチーム間は大きく均衡していた。いくつかは期待通りで、いくつかはそうではなかった。そして、ブラウンGPの偉業があった。彼らのパフォーマンスは非常に驚きだったし、彼らを注意深くみなければならない」「我々は競争力のあるチームの一部だと思う。しかし、まだ考慮しなければならない多くの未知の要素がある。メルボルンまで答えを待たなければならない」