フェラーリは、F1ハンガリーGPで、キミ・ライコネンが3位、フェリペ・マッサは残り3周でエンジントラブルが発生しストップ。17位完走扱いとなった。マッサにとっては悪夢のようなレースとなった。見事なスタートで3番手から首位に浮上。その後も2位のハミルトンを上回る走りをみせ、ハミルトンがパンクで順位を落としてからは、優勝は確実なものと思えた。しかし、残り3周のところでエンジンから白煙があがりホームストレートでストップ。完走扱いとなり17位でレースを終えた。
一方のライコネンは、2回目のピットストップまでフェルナンド・アロンソ(ルノー)の後ろで苦戦。ピットストップでアロンソの前に出たあとは、ファステストタイムを連発し、ティモ・グロックに近づいたが、リアエンドに問題が生じ減速を余儀なくされた。結果的に3位表彰台を獲得したものの、予選での結果が課題であることが浮き彫りとなった。キミ・ライコネン (3位)「フェリペが気の毒だし、チームにとって、このようなカタチでレースを失うのは恐ろしいことだ。僕にとってタフなレースだった。長い間、遅いクルマの後ろで過ごし、フラストレーションが溜まったし、退屈だった。最後にプッシュすることができたとき、マシンは非常によく機能した。でも、あまりに遅すぎた。僕はグロックに近づいたけど、最後に、リアエンドにメカニカルな問題が生じ、減速しなければならなかった。チームが確実に完走するために、注意するように言ったんだ。僕がトップ3で最も多くのポイントを獲得したのは事実だし、それは誰に浮き沈みがあり、チャンピオンシップが本当に予想できないということを表している。僕にとって期待はずれの終末だったけど、少なくとも悪くはない結果を出すことができた。僕たちは、マシンのポテンシャルを活かせるよう、予選で前でスタートするために問題を解決しなければならない。それが出来れば、勝利のために戦えるようになる。」フェリペ・マッサ (17位)「なんの兆候も警告もなく起こった。ハミルトンがトラブルで遅れ、なにもリスがなくなったので、2位に良いアドバンテージがあり、レースを管理していた。今日、僕たちには素晴らしいマシンがあり、フィニッシュから数キロメートルまですべてが完璧だったので、今は非常にフラストレーションを感じている。残念ながら、レースは残酷なスポーツだ。僕たちは全力えおつくしたけど、このようなことは起こるものだ。現在、僕たちは諦めてはいけない。しかし、その変わり素早く反応しなければならない。まだ7レースあるし、70ポイント手に入れられる。多くの時間があるんだ。僕たちのライバルは強いけど、僕隊は彼らと同じレベルにいることを示した。」