F1シンガポールGPでのフェリペ・マッサとルイス・ハミルトンの接触事故に新たな火種が生じている。国際映像には含まれなかったが、F1公式サイトのハイライトビデオでフェリペ・マッサのエンジニアを務めるロブ・スメドレーが、無線でマッサにルイス・ハミルトンのレースを壊してやろうと鼓舞しているコメントが掲載された。
「できるかぎりハミルトンを抑えよう。彼のレースをできる限りぶち壊してやるんだ。カモン、ボーイ!」このメッセージが飛ばされた周回がどこかはわからないが、ルイス・ハミルトンは、8周目に5番手を走っていたマッサの後ろを走行しており、互いにピットインする11周目までマッサを走らされた。その後、両者はアウトラップで接触。フェリペ・マッサはリアタイアをパンク、ルイス・ハミルトンはフロントウイングを壊した。接触後、ルイス・ハミルトンは無線で「もちろん、僕はドライブスルーを受けることになるだろう」とチームに伝えていたが、これも国際映像では放送されなかった。その後、ルイス・ハミルトンにはドライブスルーペナルティが課せられたが、5位でレースを終えている。関連:F1ドライバー、ルイス・ハミルトンのドライビングについて話し合いを要求