フェリペ・ナッセが、2017年にむけてハースと交渉していると報じられている。2015年にザウバーからF1デビューを飾ったフェリペ・ナッセだが、2017年シーズンの去就に関してはまだ明らかになっていない。フェリペ・ナッセには、ブラジル銀行という力強いスポンサーがついており、チームに多額のスポンサーマネーを持ち込めるという強みを持っている。それによってザウバーのシートを獲得することができたのは周知の事実だ。
一方で、これま財政難を抱えていたザウバーは、7月にスイスの投資グループに買収されたことで資金繰りはこれまでよりも楽になると考えられている。噂ではその投資グループの背後には、チームメートであるマーカス・エリクソンのスポンサーがいるとも言われており、それが事実であればフェリペ・ナッセのチーム内での立場もこれまでとは微妙に変わってくるかもしれない。フェリペ・ナッセは、来季以降の契約に関して「契約の問題に携わっているのは僕ではない。優秀な人たちが担当してくれている」と UOL Esporte にコメント。「すべてのオプションを検討して、何が僕たちにとってベストなのかを考える必要がある」UOL Esporte は、フェリペ・ナッセの移籍先候補のひとつはハースだとし、ナッセのマネジャーを務めるスティーブ・ロバートソンがハースとの交渉を行っていると報じた。ハースは、ナンバー1ドライバー契約を結んでいるロマン・グロージャンが2017年も続投するのはほぼ確実だと考えられており、ドライバー交代があるとすれば、それはエステバン・グティエレスのほうになる可能性が高いだろう。だが、エステバン・グティエレスは「僕はF1を続けるよ。ハースで? それはそのうちわかるよ。でも、僕は間違いなく2017年もF1にいる」と UOL Esporte に述べた。