2021年F1マシンの最新コンセプトを Auto Motor und Sport がリークした。F1は、2021年に大幅なレギュレーション変更を予定しており、F1のスポーティングディレクターであるロス・ブラウンが率いるリバティ・メディアとFIA(国際自動車連盟)はエンジニアは、デザインを“ステージ9”まで練り直しており、すべてのコンセプトはCFDシミュレーションとザウバーの風洞でテストされている。
Auto Motor und Sport は、このリーク画像は入手したCFDイメージにデザイナーのMark Antarがペイントを施したものだとしている。昨年9月に公開されたものからかなりの変貌を遂げている。“INDIA”と呼ばれる最新のコンセプトでは数々の特徴が見られる。フロントウイングはノーズから吊り下げられるではなく、ノーズから伸びる形となっており、現在よりもはるかに高いポジションにマウントされている。エレメントは5つから3つに減り、左右の幅は5~10cm短くなっている。リアウイングも高い位置にマウントされており、ボックス型のような形状となっている。全体的フェアリング類はスムーズとなり、ヘイローは全体的なデザインに統合されて見た目が改善されている。最も印象的なのはフロントタイヤを覆う2つのフェンダーだろう。これらは乱気流をすぐに押し下げて後続マシンに影響を与えないことを目的としている。2021年F1マシンのデザインは、後続マシンへの乱気流の影響を抑えることに主眼が置かれており、後続マシンは80%のダウンフォースを維持できるようになるという(現在は30%)。
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