メルセデスとレッドブルは、サスペンションシステムを違法と判断され、F1オーストラリアGP前にサスペンションの変更を強いられた。フェラーリがFIAに“トリックサスペンション”について説明を求めたことで、今年のプレシーズンテストではF1のサスペンションシステムがホットな話題となった。
FIAは、“プリロード”サスペンションは違法だと断言し、バルセロナで行われたプレシーズンテストで全チームのマシンをチェックするとしていた。報道によると、レッドブルとメルセデスの2チームはデザインを修正することを強いられたという。FIAのレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、サスペンションシステムのルールについてメルボルンで説明した。「付帯的な方法以外でマシンの空力に影響を及ぼすサスペンションシステムはいかなるものも許されない」「我々はそれを許さない。それが我々が採っているアプローチだ」「サスペンションが通常のサスペンションであるか、もしくは主にクルマの空力パフォーマンスのためにそこにあるのかを確認したかった。つまり変化だ。今年、我々はそこにより集中していた」「サスペンションシステムが不釣り合いに機能する場合、そのような挙動を正当と認める理由はない。サスペンションシステムがあるスピードで下がり、異なるスピードで戻るのであれば、そこに理由があってはならない」「彼らがそれを我々に納得させることができなければ、彼らはそれを使うことはできない」