F1:新しい燃料流量センサーが今シーズン中にもデビューとの報道 F1は、ギル・センサー製の燃料流量センサーを捨て去ろうとしているようだ。今シーズン開幕戦F1オーストラリアGPでは、ダニエル・リカルド(レッドブル)が失格処分となり、ギル製の燃料流量センサーの精度が議論の中心になった。レッドブルは、センサーの信頼性がなく不正確だと主張していた。
Racecar Engineeringは、現在、代替センサーが“開発の最終段階”にあり、今シーズン中にもデビューする可能性があると報じている。新たにセンサーを開発しているのはセントロニクス(Sentronics)社だと報じられており、当初ギル製の現在のF1センサーに携わっていたハイスピード(Hyspeed)社が関与しているという。ギルとハイスピードのコラボレーションは昨年末に終了しており、ハイスピードが新たなソリューションに取り組むことが可能になった。以前にギルで働いていた経験のあるマネジングディレクターのネビル・ミーチは「超音波飛行時間型の原理がレースカーに搭載された燃料流量を計測するベストの手法だと今も確信している」と述べた。ネビル・ミーチによると、セントロニクスが制作している“フローソニック”と呼ばれるセンサーは「コンパクトかつ強固で、素材やパーツが最小限であるために故障が少ない」という。また、このセンサーの重量は、FIAが定めた最大重量の半分にあたる250グラムだと同誌は付け加えている。
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