エステバン・オコンは、2023年F1カタールGPの決勝を7位でフィニッシュ。極端に暑いコンディションに体調を崩し、2周にわたって嘔吐していたと明かした。カタールGPは日曜日の夕方、高温多湿のコンディションで開催され、週初めにインフルエンザのような症状を患ったウィリアムズのローガン・サージェントが体調不良のためリタイアした。サージェントのチームメイトであるアレックス・アルボンもレース後、急性熱中症で医師の診断を受ける必要があった。
7位でフィニッシュしたオコンは「これまでポイント獲得を目指して戦った中で最も厳しい戦いだった」と語った。「15周目、16周目に気分が悪くなって、コックピットの中で2周ほど吐き続けた。『クソっつ、これは長いレースになるな』と思った」「落ち着こうと頑張ったし、スポーツではメンタル面が身体のなかで一番強いということを思い出して、なんとかそれをコントロールしてレースを終えた」「でも正直なところ、あんなにハードなレースになるとは思っていなかった。シンガポールでも2レースの距離は普通にこなせる。体力的にも、筋肉的にも、有酸素運動的にも、いつも大丈夫なんだ。ただ、今回のレースはコックピットの中が80度くらいになっていた」「ヘルメットに空気を入れようとしたけど、呼吸をすればするほど、ヘルメットの中に熱がこもってきた。正直、地獄だったよ」エステバン・オコン「体力的にもタフなレースだった!最終的には7位で6ポイントを獲得することができて、僕たちにとって素晴らしい結果だった。5位まで順位を上げることができたのは素晴らしいスタートだったし、戦略やピットストップがうまくいったこともチームのおかげだ。マシンのコンディションは非常に厳しく、レース前半は体調が良くなかった。でも何とか持ち直して、やるべきことに集中することができた。途中、何度かオーバーテイクもできたし、チームのために貴重な6ポイントを持ち帰ることができた。今は休養と回復のための時間であり、その後はアメリカ大陸での厳しいトリプルヘッダーに備える。この勢いをオースティンにつなげたい」
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