リオ・ハリアントに代わってマノーでF1参戦することが噂されるエステバン・オコン、F1レースデビューに向けて準備は整っていると語る。2015年にGP3タイトルを獲得したエステバン・オコンは、メルセデスと育成ドライバー契約を結んで今季はDTMに参戦。また、ルノーにリザーブドライバーとして“レンタル”され、すでに今シーズン4回の金曜フリー走行を経験している。
リオ・ハリアントは、資金不足でマノーのシートを失うと噂されており、夏休み明けのF1ベルギーGPではエステバン・オコンがデビューするとの見方が強まっている。また、エステバン・オコンは2017年にルノーでレギュラードライバーへ昇格することも視野に入れている。「チャンスがあるなら是非とも掴みたい」とエステバン・オコンはコメント。「いつでも準備はできている。長い間待ち続けているからね。F1も含め、多くのクルマで経験を積んできた」今年の9月で20歳になるエステバン・オコンは、最終的な目標はF1だと繰り返し述べており、ルノーからフリー走行に参加することで自信を深めている。「F1マシンにもだいぶ慣れてきているし、ミスを犯さず限界まで走ることもできるようになった。最初はブレーキングに苦労したし、限界を知るまで少し時間がかかったけど、おかげで良いフィーリングを掴んできている」「とにかく、今はベストを尽くしてルノー・チームに貢献したい。もちろん来年のためにもね。やるべきことをやらなければ道は開けない」今シーズン、エステバン・オコンは、マノーからF1デビューを果たしたパスカル・ウェーレインの後任としてDTMに参戦している。GP3時代にタイトル争いを繰り広げた現GP2ドライバーのルカ・ギオットとは異なる道を選択した。DTMではランキングでは下位に沈んでいるエステバン・オコンだが、元DTM王者のゲイリー・パフェットがチームメイトという体制が多くをもたらすと信じている。「いくつかの部分ではDTMとF1は似ているところがある。たとえば高速の部分とかね。ただ低速ではだいぶ異なる。DTMの車両はとても重いからね」とエステバン・オコンはコメント。「経験豊富で素晴らしいドライバーたちとハイレベルでタフなシリーズを戦っている。DTMでは多くを学ぶことができている」