バーニー・エクレストンは、投獄を免れて、F1の実権を握り続けることになりそうだ。 Suddeutsche Zeitung は2日(土)、F1最高権威者バーニー・エクレストンが、贈収賄事件の容疑に関して検察側と1億ドル(約102億円)の和解交渉を行ったと報道。また同紙は、情報源が明かさなかったが、土曜日にミュンヘンで交渉された和解により、裁判が終了し、全ての訴えが取り下げられるとも報じた。
今週初めには、判事が裁判の終了に同意する場合、バーニー・エクレストンからバイエルンLBに2,500万ユーロ(約34億2,000万円)の補償金支払いの話し合いが行われていた。そして、裁判所は1日(金)、証言を行うことになっていた証人に対し、追って通知があるまで出廷しないよう伝えたとされている。 この件に関しての正式な発表は、早ければ来週の前半にも行われる可能性があるとされており、恐らくは火曜日に予定されている裁判の再開予定日に発表されるのではないかとみられている。ミュンヘン裁判所の広報担当官は「州の検察官、被告側弁護人、裁判所の間でさらなる会談が持たれており、来週にもの裁判を終わらせる和解に至る可能性はあります」と明かした。Suddeutsche Zeitung によれば、検察側は最初に1億ユーロ(約137億円)の和解金を要求したものの、エクレストンと弁護人は通貨をユーロから米ドルに変更することを交渉したという。さらに同紙によれば、全関係者によって和解が合意に至れば、ドイツ史上最大の和解が成立することになるという。「和解取引が成立すれば、エクレストンに有罪判決が下されることはないため、F1のボスであり続けることになるだろう」と同紙は付け加えた。
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