F1オランダGPに復活にむけて改修工事が行われているザントフォールトの動画が公開された。今年、F1オランダGPが35年ぶりに復活。F1ベトナムGPも追加され、2020年のF1世界選手権は史上最多の22戦のカレンダーで争われる。現在、ザントフォールトでは、グランプリレースの条件を満たすためにレイアウト調整を含めたいくつかの改修が行われている。
ザントフォールトは、F1オランダGPの復帰とともにF1に異なる何かをもたらすことを目指しており、グラベルトラップといった歴史的な要素を維持しながら、サーキットを再プロファイリングしている。サーキットの最終コーナーには18度のバンク角がつけられる。これは9度のバンク角を備えるインディアナポリスの2倍の傾斜となる。サーキット改修の責任者を務めるヤルノ・ザッフェリは、ザントフォールトは“非常に勇敢なドライバー”に好まれるサーキットになると語る。「シミュレーションによると、ドライバーはターン2までフルスピードで進む。その後、ヒューゲンホルツ・ヘアピンで彼らがどのラインをとるかを見るのは非常に興味深いことになるだろう」とヤルノ・ザッフェリは De Telegraaf に語った。「本当に非常に勇敢なドライバーのためのサーキットになるだろう」だが、一部のF1ドライバーは、特に高速コーナーの連続するザントフォールトではオーバーテイクの機会がないことを懸念している。しかし、ヤルノ・ザッフェリは、それらの懸念に対処するために変更がデザインされたと強調する。「ザントフォールトは追い抜きができないといつも耳にするが、それを変えるために我々は呼ばれている。我々はこれを最もリスクの高いプロジェクトとしてみている。我々にとっても、F1の上層部にとっても、関与する全員にとってね。ザントフォールドは違うという単純な理由だ。我々は多くの歴史的な場所を変更しているし、過去10年間でF1では見られなかったものを考え出した」