元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤが、F1の予選フォーマットにとってどの時代が“ベスト”だったと考えているかを明かした。現在のF1ファンにはおなじみの予選フォーマットは3セッションで構成され、最初の2セッション(Q1とQ2)ではそれぞれ5人のドライバーが脱落し、Q3では10台によるポールポジション争いが繰り広げられる。
しかし、モントーヤが現役だった2002年当時は予選が1時間のセッションで構成されていたため、システムは大きく異なっていた。1950年の第1回選手権から採用されていた従来のフォーマットであり、1996年に導入されたこのセッションは、金曜日と土曜日の2回行われ、総合タイムが最も速いドライバーがポールポジションを獲得。ドライバーの持ち時間は1時間で、最大12周だった。モントーヤが考えるベスト予選フォーマット2002年、モナコGPからフランスGPまで5戦連続でポールポジションを獲得したモントーヤは、ミハエル・シューマッハと同レベルの7回のポールポジションを獲得した。しかし、フェラーリがシーズンを完全に支配し、シューマッハが5度目のワールドタイトルを獲得したため、モントーヤはそのいずれをも勝利に結びつけることはできなかった。ポッドキャスト「Beyond The Grid」で、キャリアの中で7つのレースで優勝した元ウィリアムズとマクラーレンのドライバーは、フォーマットがこのスポーツで最高のものであると主張した。「そうだね、変な感じだった」とモントーヤは語った。「うまくやれていた。僕にとっては4ラップがベストだった。4ラップの予選は、ラップを積み重ねることができたので、僕にとってはとても良かった。「僕がいつも考えていたのは、『1周目はプラクティスでやったことと同じにしよう』ということだった。プラクティスのときと同じか、燃料が少ないから少しでもよかったら、すごくいいスタートが切れたと言える」「最初の走行がプラクティス並みなら、今後は何をやってもプラスになる。ポールポジションを狙えるクルマがあった場合、その最初のラップは6位か7位、あるいは8位を狙えるくらいのものだった。つまり、マシンを投げ出しても、まずまずの位置からスタートできるということだ」