2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。優勝はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。3番グリッドからスタート直後にトップに躍り出ると、ルイス・ハミルトンからのプレッシャーを受けながらも、ピットストップやリスタートをうまく決め、今シーズン初勝利を挙げた。2位のルイス・ハミルトンは、31周目にクラッシュして9番手まで後退するも、そこから圧巻の追い上げをみせた。
1位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)「今日の優勝は本当にうれしいし、この勝利はチームとホンダのメンバー全員のものだと思う。今日はいいスタートを切れたことがカギだったと思う。昨年はいつもウエットタイヤでのスタートに苦しんでいたけど、改善のためにみんなで懸命に努力してきた。特にレース序盤のコンディションが非常に難しかったし、コースアウトしないように走り続けることが本当に難しかったけど、結果的にトラブルフリーでレースを終えることができた。後ろからルイス(ハミルトン)がよくついてきていたので、僕がレースを支配したと言えるほど速かったとは思わないし、赤旗中断からの再開後にあそこまで上がれたということは、彼のマシンに速さがあったということだと思う。勝利できたのはチームが正しいタイヤ選択をしてくれたからだし、すべてをうまくマネージしてくれた。インターミディエイトタイヤの摩耗状況を考慮すると、スリックタイヤに交換するタイミングは難しかったけど、チームが正しいときにピットに呼んでくれた。リスタート前にタイヤを温める際、一瞬スピンしそうになったけど、幸運にも無事にレースを続けることができた。まだまだ僅差なので改善することがあるが、今日のところは結果に非常に満足している。ポルトガルは素晴らしいサーキットなのでレースが楽しみだし、その後のバルセロナはどんなところかよく理解できているサーキットだ。これからどこまで行けるか分からないけど、今のところはいいシーズンのスタートを切れていると思っている」2位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「ある段階ではバリアに直面して周回遅れになったことを考えれば、その点では厳しい1日だった。雨の中ではかなりいいペースで走れていたし、追い上げていたけど、バックマーカーに対して少し焦ってしまった。僕だって人間なので、あのようなミスをすることもある。レースに復帰して、挽回し、2位を取り戻せたのはうれしい。今日のクルマは難しかった。ポールでスタートしたので、1位でフィニッシュできたかもしれないけど、あのようなことは僕たちは試され、素晴らしいバトルをしている。ここからだ」3位:ランド・ノリス(マクラーレン)「表彰台に上がれてとてもうれしい。チームも自分自身も非常にうまくいったレースだった。自分の走りはとても良かったと思う。たくさんの良い選択をしたけど、簡単ではなかった。レース序盤はかなり厳しかった。あちこちで接触があって、完璧なスタートではなかったけど、冷静に対応できた。赤旗やセーフティカーが出ることを想定して、レース後半にチャンスが巡ってくるかもしれないと考えて、最後まで集中していた。それを念頭に置いてしっかりと挽回できた。僕の前で何人かクラッシュしたり、ミスしていたので、それを利用できた。その後、ソフトタイヤに履き替えて最後まで行くという良い選択をして、ルクレールの前に出ることができた。もう少しで2位を守れたけど、そうはいかなかった。タフなレースだったけど、自分自身にとって非常にやりがいのあるものだったし、何よりもチームへのお返しができた。新しいパーツを持ってきてくれて、毎週末ファクトリーでマシンをより良くするために懸命に働いてくれたチームに感謝している」4位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「面白いレースだったけど、レース前半で築き上げたアドバンテージを一掃する赤旗の前は本当にいい位置にいたので少しフラストレーションを感じている。リスタートで苦労した。残念なことに僕はストレートで脆弱で、他と戦ったり防御したりするのが困難だった。実際、僕たちはダウンフォースをつけるというちょっとしたギャンブルをしていた。雨ではそれが役に立ったけど、レース後半のドライのときはより難しくした。全体としては今日のパフォーマンスにはとても満足している。多くのモチベーションがあるのは確かだ。僕たちは今、より面白いポジションを戦っているし、それはポジティブだ。僕たちはいい仕事をしているし、これを維持できれば、近いうちにトップを争うことになると確信している」5位:カルロス・サインツ(フェラーリ)「今日は非常に堅実なレースだった。スタート時のコンディションは、視界が悪くとてもトリッキーだったけど、頑張ってスタートでポジションをかなり上げることができた。僕にとってはこのクルマで2回目のレースだし、ウエットは初めてだったので、未知の状況だったけどレースタイムを失ってあちこちでミスしながらも、リスクを冒して限界を探ったことが功を奏した。ウエットでのペレースはとても強力だったし、ドライでもとても良かったので、それには満足している。終始かなり快適だったし、11番手スタートから5位フィニッシュという結果は励みになる。正しい方向に進んでいるし、集中して、この方向で仕事を続けていく必要がある。今日堅実なポイントを獲得できたのはチームにとって間違くと勝ったし、ダブルポイントフィニッシュをとても嬉しく思っている」6位:ダニエル・リカルド(マクラーレン)「グリッドに着く前に雨が降ってきて、どうなるか分からないレースだった。スタートで何とかポジションを確保して、その後は5番手を走行していた。路面が乾き始めた頃に右フロントにグレイニングができてしまい、良いペースを保てなかった。リスタートでは、スタンディングスタートの可能性を最大限に生かすためにソフトタイヤを装着した。長いスティントで、最後までソフトを使い続けようとしたけど、うまくいかなかった。フロントとリアの両方のタイヤに苦労した。素晴らしいレースではなかったのは確かだけど、僕が6位でランドが3位なので、コンストラクターズポイント的には良いことだと思う。ランドを祝福する。素晴らしいレースをしていたし、マシンのペースの素晴らしさも見せた。僕のレースペースは特別なものではなかった。これからも努力して改善していくしかなければならない」7位:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)「今日は間違いなく厳しい一日だった...
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