2017年 フォーミュラ1 第8戦 アゼルバイジャンGPのフリー走行が23日(金)、アゼルバイジャンの首都バクーの中心地に設置されたバクー・シティ・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が初日の最速タイムを記録した。昨年、F1ヨーロッパGPとしてアゼルバイジャンの首都バクーで初めて開催されたグランプリ。2回目となる今年はF1アゼルバイジャンGPと名称を変えて開催される。
高速の市街地サーキットであるバーク・シティ・サーキットでの初日は、イエローフラッグが多数提示される大混乱のセッション。多くのドライバーがタイミングよくラップを刻むことに苦労した。初日の最速タイムを記録したのはレッドブルのマックス・フェルスタッペン。2番手にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)、3番手にはダニエル・リカルド(レッドブル)、そしてフェラーリの2台が続いた。パワーサーキットであるバクーで以外とも速さを見せたレッドブル、好調なロングランペースを見せたフェラーリ、タイヤへの苦戦が続くメルセデスが予選・決勝にむけてどのようにマシン仕上げていくか注目だ。1番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)「最後のラップを除けば、一日を通して本当にポジティブだったし、全てがうまく機能していた。1周目からクルマを快適に感じていたし、ハンドリングも本当にいい感じだった。セットアップにも自信を感じていた。僕たちがファクトリーやシミュレーターでやってきた準備によって最初から強力なセットアップと競争力のあるクルマでここに来ることができたと思う。今日は間違いなくここまでのシーズンで最もポジティブな一日だった。2回目のセッションではイエローフラッグやトラフィックによってショートランの最大限のペースを引き出すことはできなかったと感じているけど、それでも1番手でフィニッシュできたことには満足していいと思う。今年、クルマはコーナーで速くなっているように感じるし、それはロックアップした場合により危機的なことを意味する。僕たちは予選にむけて自信を感じているけど、メルセデスは少しエンジンを上げてくると思うので油断はできない。僕たちが金曜日にトップだったということは、彼らがキャッチアップしなければならないということだし、明日のセッションはエキサイティグなものになるだろう。最後、ターン1でロックアップしてコーナーを曲がれないとわかったので、ランオフに逃れることに決めたけど、右に曲がったらリアが流れて、ウォールに滑り込んでしまった」2番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)「フリー走行1回目はかなりトリッキーだった。僕たちはクルマのセットアップに苦労していたし、あまりバランスも良くなかった。良いバランスのために望んでる温度を発生させるのに連続した複数のラップが必要だった。FP1は満足できるセッションではなかったけど、FP2の前にいくつか変更を施してクルマは間違いなく快適に感じられるようになった。僕たちは正しい方向に進んでいるし、今夜もステップを果たせることを願っている。懸命に仕事をしていくし、ゲインを見い出すことができれば、ポールポジションを争えるところまで行けるだろう」3番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)「僕自身にとっても、マックスにとっても良い一日だったと思うし、両方のセッションで僕たちがトップ3にいるのは素晴らしいことだ。午前中は2番手だったけど、自分のセッションには完全に満足していなかったし、僕自身とクルマに改善の余地がまだあることはわかっていた。午後はそれらを改善できたと思うし、全体的に今日の内容にはとても満足している。午後の方がより面白かった。グリップが出てきて、本気でクルマをプッシュできるようになっていたからね。ミスをする余地はあまりないし、ミスに対してかなりリスクが高いサーキットだけど、そこが本当にチャレンジングで価値があるものにしている。良いラップをまとめてフィニッシュラインを通過したときは笑顔になる。いつものように僕たちは金曜日にお祝いはしないけど、僕たちは戦いのなかにいるし、明日も一番前にいれることを願っている」4番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)「今日、最もチャレンジングだった部分はタイヤに十分な熱を入れて機能させることだった。タイヤが100%のパフォーマンスを発揮していないときはコース上で少し慎重を要する。クルマの感触はOKだけど、僕たちはまだそこに取り組まなければならない。そこを管理できれば、全てはずっと楽になるだろう」5番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)「午後にいくつかのことを試したけど、ここは簡単なトラックではないし、リズムを掴むのが難しい。エスケープロードに逃れたのは僕だけではなかったと思う。でも、明日はまた別の日だ。僕たちは近づいていると思う。レッドブルはとても速いし、今日は一周だけでなく、両方のセッションを通して速さがあった。でも、僕たちの全体的な仕事には満足している。ここのストレートはとても長いし、そこで十分な速さを身につけなければならない。たぶん、僕たちは明日もまだいくつかのことを試すかもしれない」6番手:ランス・ストロール (ウィリアムズ)「とても楽しかったし、トラックを楽しんでいる。クルマはうまく機能しているし、まったく問題は発生しなかった。それは素晴らしいことだ。バランスはいいし、これから一晩考えて、もう少し改善させて、明日プッシュを続けていく必要がある。本当にポジティブだったのは問題が発生せず、プログラムを妨げるものは何もなかったことだ。今日はまさにそれができたし、問題や間違いによってラップを失うことはなかった。僕はここが初めてでまだ初日なので、状況はもっと良くなっていくだろうし、予選走行を改善できると思う。でも、全体的にあらゆる点でとてもポジティブな一日だった」7番手:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)「まず何より、クルマを素早く修復してくれたメカニックとチーム全体に感謝したい。彼らはピットレーンのなかでも最高のスタッフだし、まさにその理由を示してくれた。午前中は限界を見つけることが重要だったし、それができたと思う。明日ではなく、今日起こって良かったよ。ちょっと厄介な一日だった。FP1で起こったことだけでなく、イエローやレッドフラッグによってセッションの流れが断たれてしまったからね。それでも僕たちは良いポジションにいると思う。今夜はベストなセットアップを導き出す必要がある。週末にむけて良いポテンシ...
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