ダニール・クビアトは、今週フィオラノで行われる2018年最初のピレリのインシーズンタイヤ開発プログラムでフェラーリのF1カーを初めてドライブする。ダニール・クビアトは、レッドブルとトロロッソから参戦した72戦で2度の表彰台を獲得したが、2016年と2017年に結果を出せず、最終的にF1シートを失った。昨シーズン途中にトロロッソのシートを失い、同時にレッドブルのプログラムからも外されたダニール・クビアトは、今年フェラーリの開発ドライバーに就任している。
ピレリは、今週タイヤ開発のインシーズンテストをフィオラノ・サーキットで開始。初回はフェラーリが2日間のテストを実施し、木曜日にアルファロメオ・ザウバーのサードドライバーを務めるアントニオ・ジョビナッツィがテストを担当。2日目となる金曜日にダニール・クビアトがフェラーリのF1マシンで初走行を行う。テストは人工的にウェット状態にした路面で実施され、両方のドライバーはピエリのウエットタイヤで走行を実施。ピレリは今シーズン25日間のテストを実施、全10チームが走行を実施できるようにスケジュールを立てている。F1チームは現行スペックのマシンを走らせるが、ピレリが厳格にテスト条件をコントロールしており、不公平なアドバンテージを得られないようにアップグレードを使用することはできない。今週末のフェラーリのテストの次は、マクラーレンとハースが5月にスペインのカタロニア・サーキットで実施する予定となっている。