ダニール・クビアトは、F1日本GPのフリー走行1回目に無線で訴えた“タコの赤ちゃん”について説明した。ダニール・クビアトは、F1日本GPのフリー走行1回目に「なんてことだ! タコが帰ってきた。ものすごく小さい……タコの赤ちゃんだ!」と無線で訴えた。このコメントにはファンの間で混乱を引き起こした。
ダニール・クビアトの言う“タコ”とは、マシンのアンテナに付着したタイヤかすのことで、2014年のF1中国GPで初めて無線でそれを伝えられた際にはチームも混乱したという。トロ・ロッソのチーフレースエンジニアを務めるフィル・チャールズは「タコが彼の元に訪れたのは2014年のあるレースでのことだった。『クルマのフロントにタコがいるよ!』と彼が言うので、チーム内でかなりの混乱が巻き起こった。レース後になってようやく、彼が何を言っていたのかがわかった。いくつかの長くて薄いタイヤマーブルがひとかたまりになって、コクピット上のアンテナに引っ掛かっていた。そのことを彼は言っていたんだ」と述べた。ダニール・クビアトも「僕の発言は人気になってしまったようだね……それが始まったのは2014年の中国GP、僕がこのチームで走った最初の年なんだ」と説明。「レース中には大きなタコがいた。今日は小さかったけど、タイヤかすが飛んでくると、アンテナの周囲に積み重なるみたいなんだ」「中国ではそれがバイザーを叩いたんだ。本当に苦労したし、それと獲得し知多。でも、今日のタコは小さかった。赤ちゃんだね。生まれたばかりだよ」「僕はラジオで『覚えているかい?』って言ったんだ。その時も面白かったけど、今日も面白かった。でも、無線では怪しく聞こえただろうね」「昼休みにチームから“タコ発言”がかなり広まっていると言われた。エンジニアたちの中での冗談だと思ったけど、どうやら世界中に広まってしまったようだね」
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