F1のCEO兼会長のチェイス・キャリーは、新型コロナウイルスが蔓延しているにも関わらず、F1オーストラリアGPの開催を計画通りに進めようとしたスポーツの決定に対するルイス・ハミルトンの批判に反論した。F1サーカスは、新型コロナウイルスが世界的に大流行するなかでメルボルンに移動。だが、マクラーレンに感染者が出たことを受け、金曜日の1回目のプラクティスの数時間前にイベント全体の中止が決定した。
木曜日の記者会見で、F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンは新型コロナウイルスだ流行しているなかでF1がレースの準備を続けていることに“ショック”を受けたと述べ、F1は“金の亡者”だと批判した。レース中止が決定した後、チェイス・キャリーは「我々が金の亡者なら今日の決断を下すことはなかっただろう」とコメント。また、中止を決定するタイミングを擁護した。「振り返って考えれば、物事は異なって見える。変化し、進化していた状況があった」チェイス・キャリーは、メルボルンではF1チームがトラックに到着し始めた頃にはまだいくつかの“メジャーイベント”が開催されていたことを指摘する。「世界は異なる状況だった。我々は旅に出た。そして、状況は日々、何らかの形で刻々と変化していた。我々はそれを評価し続け、適切な判断を下した」「我々は適切なタイミングで適切な決断を下すために様々な情報を整理しようとしていた。我々はそれをしたと思っている」それでも、チェイス・キャリーは、新型コロナウイルスの脅威が“青天の霹靂”ではなかったと認める。「我々は先週までにこの問題について議論していたのは確かだ」とチェイス・キャリ-は語る。「私たちはここでの状況、彼らが開催していたイベント、感謝者の程度を知ってここに来るという決断を下した」「ヨーロッパの状況は、1週間前とは大きく異るものになった。しかし、それは我々が評価しなければならないことであることを認識していたのは確かだ」「1週間前は実質的にチームが移動を始めたときであり、その時点では我々はそれが正しい決定だと感じていた」「状況は多くの点で明らかに変化していたが、我々は常にこれらを議論し、どのように対処するかを考えて、多くの偶発事象を調べていた」