フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1モナコGP予選を終えて複雑な心境を語った。母国グランプリでポールポジションを狙ったものの、最終ラップでマクラーレンのランド・ノリスに逆転され、2番手に甘んじる結果となった。今季、フェラーリとルクレールは未だポールポジションや優勝を手にしておらず、モンテカルロでの予選には強い決意で臨んでいた。
ルクレールはすべてのプラクティスセッションでトップタイムを記録していたが、予選Q3終盤、いったん暫定トップに立ちながらも、2周連続アタックを選んだノリスにタイムを上回られた。2番グリッドを獲得したルクレールは次のように語った。「もっとできることがあった気もする。でも今日の走りは、僕たちができる最大限だったと思う。ラップ自体は本当に良かった」「最初のアタックが決まらなかったのは残念だった。最初のラップがうまくいくと、2回目への自信にもつながるけど、セクター2でトラフィックに引っかかってしまった。でもそれが予選というものだ」「正直、すごく悔しい。今年の僕たちのマシンでは、優勝を狙える仕上がりになっているわけじゃない。でも今週末は感触も良かったし、2番手スタートなら……1位を取るのは簡単じゃないだろうね」ルクレールは再びホームでのポールポジション争いに加わったが、グリッドは2位に甘んじた。ルクレールは、過去4回のモナコGP予選で3度ポールポジションを獲得しており、昨年は悲願の初の母国勝利を手にしていた。「なぜモナコの市街地が僕に合っているのか、正直分からない。でも市街地サーキット全般が好きだし、予選ではすべてを出し切ってリスクを最大限に取ることも好きだ。それが結果につながることも多いけど、うまくいかない時もある」「でも、今日の結果には誇りを持っている。紙の上では、僕たちにとってとても厳しい週末になるはずだった。でも終わってみれば、そこまで悪くはなかったと思う」一方、チームメイトのルイス・ハミルトンはFP3でクラッシュを喫したが、ギアボックスを含むリヤセクションの交換を経て予選に臨み、4番手グリッドを獲得している。シャルル・ルクレール F1モナコGP予選「悔しいけど結果自体は誇りに思う」
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