シャルル・ルクレールは、2024年F1第11戦オーストリアGPのスプリント予選を10番手で終了。SQ3でラップタイムを記録できなかった謎のパワーユニットの問題を説明できずにいた。SQ1とSQ2を特に問題なく完了したシャルル・ルクレールは、SQ3でピットレーン出口に向かって走行中にエンジンが停止した。エンジンを再始動してコースに戻ることはできたが、アウトラップを高速で走行していたにもかかわらず、フィニッシュラインに到達する数秒前にチェッカーフラッグが振られた。
スクーデリア・フェラーリのレースエンジニア、ブライアン・ボッツィは、シャルル・ルクレールがピットに戻ってくるまで、停止の理由について詳しく説明することはなかった。「アンチストールが作動して、その後すべてのスイッチがオフになった」とレース後にシャルル・ルクレールはF1公式チャンネルに語った。「チームからはガレージに戻ったら話そうと言われたけど、当然のことながら僕はマシンからまっすぐここに来たのでわからない」ルクレールは、この日の朝にマシンが「非常に強かった」と語り、もっと良いスタートポジションを獲得できると期待していた。あのドラマがなければ何ができたのかと問われたルクレールは「僕たちはすごく強かったわけではないけど、10位よりは確実に上だった。だから少し残念だ。何が起こったのかを考えて、明日はスプリントレースでいい成績を出してトップに戻れるように努力する」 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿 SQ3のルクレールの無線メッセージルクレールがSQ3のアウトラップを終える頃、ルイス・ハミルトンが彼に迫っていた。ルクレールのレースエンジニアはハミルトンが追い上げてくる中、プッシュし続けるよう促したが、エンジントラブルで遅れたため、スタート/フィニッシュラインに間に合わなかった。ボッツィ: ハミルトン3番手。まだ頑張らなければならない。ルクレール: 分かっている。ボッツィ: ハミルトン2番手。ボッツィ: プッシュし続けろ。ハミルトンは1秒差だ。モードプッシュ。タイムを記録できないままピットに戻る途中、ルクレールはチームに何が悪かったのか尋ね、明確な理由もなくエンジンが止まってしまったと説明した。ルクレール: いったい何が起こったんだ?ボッツィ: アンチストールが作動した。ルクレール: アンチストールではエンジンを止まらないよね。ルクレール: エンジンが止まってしまったんだ。気づいているかわからないけど、エンジンが動いていなかった。イグヌッションがオフになっていたので、最初からやり直さなければならなかった。ボッツィ: 了解、ボックス。ガレージの中で話そう。ルクレール: 車から降りたらミア(フェラーリ広報担当)か誰かを通して何があったか教えてくれ。ボッツィ: ああ、わかった。君が戻ってきたらすぐにその件について話そう。ルクレール: …だから、ミアと一緒にいるときは事前に知らせてくれ。ありがとう。ボッツィ: 了解。
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