シャルル・ルクレールは、2023年F1第21戦F1サンパウロGP(ブラジルGP)をスタート前に終えることになったフォーメーションラップでのクラッシュの原因を説明した。ルクレールは2番手からレースをスタートする予定だったが、1コーナーまでの200mでポールシッターのマックス・フェルスタッペンに挑む機会はなかった。
ルクレールはターン6でバリアに突っ込み、チームにアクシデントを報告した際には油圧系の問題の可能性を挙げた。『ハイドロリック。なんで僕はこんなに不運なんだ!』とルクレールはチーム無線で叫んだルクレールはSF-23を再び動かすことができたものの、傷ついたフェラーリを最寄りのエスケープロードまで引きずりレースをリタイアした。。その後、スタート直後の多重クラッシュで赤旗中断となったが、フェラーリがルクレールのマシンを修復する機会はなかった。ルクレールはスカイF1に対し、「油圧がなくなり、ステアリングが利かなくなって、基本的に直進した」と事故の原因を説明した。「ハイドロリックの問題ではないと思う。それが何であるかは知っているけど、あまり詳しくは言えない」「エンジンのトラブルで後輪がロックして、スピンして壁に激突した。何もできなかった」フェラーリのチームメイトであるカルロス・サインツは先週末のメキシコGPで油圧系のトラブルに見舞われ、FP1の一部を欠場を余儀なくされた。しかしルクレールは、日曜日のスピンの原因はその件とは無関係だと主張している。「みんなとはまだ詳しく話していないけど、彼らが見たものは、(メキシコで)カルロスに起きたこととはまったく異なっている」とルクレールは語った。カルロス・サインツも、最初の発進後にクラッチについて不満を漏らし、チームがマラネロに戻ったらその部品を「ビン詰め」するのが待ちきれないと付け加えた。サインツの不満はガレージの両側にも及んでいたのかと質問されたルクレールは「自分のクルマには満足している」とルクレールは答えた。「僕たちは週末ごとにマシンのセッティングを変えているんだ。彼は彼のガレージ側で彼らがしたことに不満だったと思う。でも、僕のほうは問題なかった」