フェラーリF1は、シャルル・ルクレールがF1ハンガリーGPで搭載していたF1エンジンがクラッシュによって「取り返しのつかないほどのダメージを受けた」と発表。後半戦でグリッドペナルティにつながる可能性がある。シャルル・ルクレールは、フェラーリ自身の言葉で言えば、ハンガロリングでのターン1での多重クラッシュの“無実の犠牲者”であり、危険な走行をしたアストンマーティンのランス・ストロールに追突された。
フェラーリが声明でエンジンについての苦境を発表した事実は、F1ハンガリーGPで起こったことに非常に不満を持っていることを表している。問題は、ルクレールが今シーズン、使用基数制限を超える4基目のエンジンを必要とし、グリッドペナルティが発生する可能性が“非常に高おい”ことだ。「ハンガリーGPのスタート直後にシャルル・ルクレールが無実の犠牲者となった事故は、ハンガロリンクで素晴らしい結果を残すチャンスを彼から奪うという犠牲を払った」とフェラーリF1は声明で述べた。「しかし、それに加え、月曜日にマラネッロで行われた16号車のSF21の検査では、ランス・ストロールのアストンマーティンのインパクトによってエンジンが修復不可能なほど損傷しており、再び使用できないことが明らかになった」「これはスクーデリア・フェラーリとシャルル・ルクレールにとってさらなる打撃だ。今シーズンの残りの12レースの週末に、チームは4基目のICEをシャルルのSF21に適合させる必要があり、グリッドペナルティが発生する可能性が高いことを考えると、このダメージは経済的影響とレースへの影響をもたらす」エンジンの問題を抱えているのはフェラーリだけではない。レッドブル・ホンダF1は、メルセデスのドライバーが引き起こしたインシデントの結果として2基のエンジンを失ったようだ。マックス・フェルスタッペンのホンダエンジンは、シルバーストーンでルイス・ハミルトンとの衝突の後遺症によって、F1ハンガリーGP前に交換する必要があった。セルジオ・ペレスのパワーユニットもハンガロリンクの多重クラッシュによって償却されたと言われている。フェラーリF1のチーム代表であるマッティア・ビノットとレッドブルF1のチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、加害者側のライバルが損害の費用の支払うことを求めている。マッティア・ビノットは「ドライバーに欠陥がある場合、ドライバーのチームは少なくとも他チームに損害賠償と修理費を支払う必要があると我々は考えている。それはドライバーにより多くの責任を持たせるだろう」と語った。