カルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)は、2024年F1マイアミGP決勝でのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)との接触を引き起こしたとみなされ、5秒タイムペナルティと1ペナルティポイントを科せられた。サインツはレース終盤、ターン17でピアストリを追い抜こうとしていたが、フェラーリのリアのコントロールをわずかに失い、ピアストリのマシンと接触した。その結果、ピアストリはフロントウイングにダメージを負い、ピットストップを余儀なくされ、順位を落とした。
両ドライバーとそれぞれのチーム代表者が出席したスチュワード公聴会の結果、サインツがブレーキングを遅らせてエイペックスを逃し、その後、リアのコントロールを失ったとして、このインシデントの責任はサインツにあると決定された。スチュワードは、ピアストリがサインツに「十分なスペース」を与えたと述べた。しかし、サインツがわずかにリアを失わなければ衝突は「おそらく起こらなかった」ことも考慮され、標準の10秒ペナルティと2ペナルティポイントが、5秒ペナルティと1ペナルティポイントに変更された。サインツは当初4位でチェッカーを受けたが、ペナルティにより5位に降格し、セルジオ・ペレスが4位に昇格することになる。F1マイアミGP 決勝 結果・順位表(ペナルティ適用後)1.ランド・ノリス(マクラーレン)2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)3.シャルル・ルクレール(フェラーリ)4.セルジオ・ペレス(レッドブル)5.カルロス・サインツ(フェラーリ)6.ルイス・ハミルトン(メルセデス)7.角田裕毅(RB)8.ジョージ・ラッセル(メルセデス)9.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)10.エステバン・オコン(アルピーヌ)11.ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)12.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)13.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)14.周冠宇(ザウバー)15.ダニエル・リカルド(RB)16.バルテリ・ボッタス(ザウバー)17.ランス・ストロール(アストンマーティン)18.ケビン・マグヌッセン(ハース)19.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)DNF.ローガン・サージェント(ウィリアムズ)