カルロス・サインツJr.は、冬の間にフェラーリ幹部と話し合い、2024年以降のスクーデリア・フェラーリとの新しい契約について交渉すると語った。絶好調のスペイン人ドライバーの有名な父親は最近、2026年からザウバーとともにF1に参戦するアウディがサインツに興味を持っているのではないかという憶測を認めている。
最近、ポールポジションとシンガポールでの勝利でチームメイトのシャルル・ルクレールよりもさらに強くなっているように見える29歳のサインツにとって、交渉に入るには絶好のタイミングと言えそうだ。「自分のスポーツキャリアの中で良い瞬間にいるのなら、交渉するのは常に簡単だ」とサインツは今週マドリードで行われたスポンサーイベントでスペインの報道陣に語った。「でも、ここ数戦でフェラーリが僕に抱いている視点や、僕がフェラーリに抱いている視点が変わったとは思わない」「僕たち双方が、自分たちが持っている能力とポテンシャルを知っているし、冬の間に僕がやろうとしていることは、シンガポールで優勝しなかったときと変わらない」サインツは、スクーデリア・フェラーリのF1チーム代表であるフレデリック・バスールと契約交渉を冬まで延期することで意見が一致していると語った。"将来は冬に決めるか、決めようと思っている」とサインツは語った。「短期的、中期的、長期的に僕が何を優先するかはもうわかっているはずだ。そして、冬の間にそれを知ることができることを願っている」まだ話し合いは始まっていないとサインツは語る。「我々はまだ腰を据えて話し合ってはいない」とサインツは語った。「でも、それは僕が更新したくないという問題ではない。ただ、シーズン中は時間がない」「冬には4か月あって、落ち着いて話し合うことができるので、契約に気をとられたくはない。時間に関する問題だ」一方でサインツは、マックス・フェルスタッペンとレッドブルがF1を完全に支配していることがF1にとって悪いことだと最近繰り返し訴えているルイス・ハミルトンに反撃した。「理解できないね」とサインツは語った。「自分の番があったのに、他の人の番になったからって後から文句を言うなんて理解できない」「僕のような、まだ自分の番が回ってきていない人が言うのなら、少しは文句を言ってもいいのかもしれないけどね」とサインツは笑った。