フェラーリF1のカルロス・サインツは、ルイス・ハミルトンとマックス・フェフスタッペンがF1のすべてのライバルよりも抜きんで入ているとの見方に反対する。2021年のF1世界選手権は、2人のタイトル争いの主人公は、同じマシンに乗るそれぞれのチームメイトを含めて、他の18人のドライバーとは異なるリーグにいるように見えた。
メルセデスのバルテリ・ボッタスとレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは、特にレースペースでルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンに付き合うことができなかった。それはタイトル候補の2人が残りに大きな差をつけてフィニッシュしたF1カタールGPで顕著だった。だが、最終戦F1アブダビGPで、マックス・フェフスタッペンとルイス・ハミルトンと一緒に表彰台に登壇し、フェラーリF1で今季4回目のトップ3フィニッシュを果たしたカルロス・サインツは、ペースの差はドライバーよりもマシンに起因していると考えている。「同じマシンに乗れば、彼らを打ち負かすことができるか、少なくとも今年よりは対等に戦えると思う」とカルロス・サインツはASに語った。「メルセデスとレッドブルはラップごとに0.8秒速かった。すべてのドライバー間は0.2~0.3差しかないと思いたい」「この問題は少なくともF1自体の歴史と同じくらい古いものだ。0.8秒速くマシンを運転するドライバーがいれば、どんなに上手くいっても、彼に勝つことはできない」「来年はF1がもっとバランスが取れて、もっと楽しく、同じレベルで競争できるようになることを願っている」メルセデスとレッドブル・ホンダのドライバー以外での最上位となるランキング5位でシーズンを終えたカルロス・サインツは、フェラーリF1内でのチームメントのシャルル・ルクレールとの“ステータス”についても語った。過去数戦デハフェラーリF1にチームリーダーという役割は存在しないとサインツは語っていた。「これが僕のステータスを変えるかどうかは分からない。フェラーリでは常に平等な条件でスタートしたと信じていたからだ」と2年以上長くフェラーリF1に在籍するシャルル・ルクレールよりも5.5ポイント多くポイントを獲得したカルロス・サインツは語った。「F1では、同じマシンを持っているのはこの戦いだけなので、この戦いは重要視される。そのため、自分自身をチームメイトと比較することしかできない」