カルロス・サインツは、2021年の所属チームであるフェラーリのファクトリーを初めて訪れ、シートを合わせを含め、フェラーリドライバーとしての第一歩を踏み出した。カロス・サインツは、12月18日(金)にマラネロのファクトリーを初訪問。2021年のF1世界選手権で、フェラーリはシャルル・ルクレールとカルロス・サインツという1968年以来の最年少のペアで戦いに挑む。
カルロス・サインツは、フェクトリーでこれから一緒に仕事をするエンジニアやメカニックを顔を合わせ、シャルル・ルクレールとともにミーティングに参加。その後、チーム代表のマッティア・ビノットとともにジャーナリスト向けのランチミーティングに参加した。シート合わせを行ったカルロス・サインツは、フェラーリの赤いレーシングスーツに身を包むことは“かなり特別”だったと表現し、「僕にとっては特別な日であり、決して忘れることのできない日だ」と語った。「僕として、完全に準備はできているし、やる気がある。この新しい挑戦に完全にリフレッシュしている。クリスマスと何日かの休暇を挟んで、できるだけ早くバッテリーを充電できるようにしたい「1月のかなり早い時期にここに来て、プッシュを続け、このチームがベストな方向にできるだけ早く前進する手助けをしていく」「正直、待ち切れない。すでに初めての打ち合わせやファクトリー見学をしたけど、今日のことは絶対に忘れないだろう。来年が本当に待ちきれません。」マッティア・ビノットは、カルロス・サインツの紹介プログラムは“非常に軽い”ものだったと語った。「観光客がそうするよなファクトリーツアーだが、少なくともマラネロがどこにあるか、オフィス、部門がどこにあるかを知ることは、彼にとって重要だった」とマッティア・ビノットは語った。「1月にスタートするときに、彼が場所を知っていて、ファクトリーを回れるようになることが重要だ。彼のファクトリー見学は、フェラーリの価値観、フェラーリの歴史を深く掘り下げるものになったと思う」技術会議はなかったが、マッティア・ビノットは、最初の紹介は「人々を知ること、組織を知るためにエンジニアと会うこと、将来一緒に働く技術者やエンジニアを知ることが重要だった」と付け加えた。カルロス・サインツがフェラーリのF1マシンに慣れるための時間は、3月2日から4日にバルセロナ開催される3日間のプレシーズンテストしかない。そのため、マッティア・ビノットはカルロス・サインツが1月に少なくとも1日は2018年F1マシンのステアリングを握ることになると明かした。「1月のテストは、フェラーリのマシンとの最初の接触となるだろう」とマッティア・ビノットは語った。「古いマシンだが、手順やエンジニアとのコミュニケーションの仕方、エンジニアやチーム自体など、我々の組織がどのようなものか感覚をつかむことが重要なテストになると思っている」来年、カルロス・サインツは『SF21』と呼ばれる新車のステアリングを握る最初のグランプリで、フェラーリのためにレースをする3人目のスペイン人ドライバーとなる。2人目はフェルナンド・アロンソ(2010年から2014年まで96戦に出場)、1人目は1956年と1957年に5回のレースに出場したアルフォンソ・デ・ポルターゴとなるテストドライバーとしてはペドロ・デ・ラ・ロサとマルク・ジェネが在籍したことがあり、マルク・ジェネは今でもXXとF1クライアントプログラムのドライバーのための指導員として関りを持っている。