F1は、世界的な新型コロナウイルスのパンデミックから経済と労働力を保護するためのスキームを導入する必要があるとカルロス・サインツの父親は訴える。ラリーのレジェンソであるサインツ・シニアは、一時雇用規制ファイル(ERTE/Temporary Employment Regulation)と呼ばれるスキームがF1で「差し迫った」ものになると考えている。
すでにスペインのプロフットボール界では講じられているこのスキームは、企業がスタッフらを一時解雇することで倒産を免れるというもの。その間は、国からの財政支援を受けられることとなる。「F1のERTEは差し迫ったものになると思う」とカルロス・サインツ・シニアは Cadena Ser に語った。「明日にはニュースがあると思う。F1にはたくさんの人が働いており、人種がなければ収入はない」「2億~2億5000万ユーロのチーム予算では、損失は非常に大きくなる可能性がある。ただのんびりと座っていることはできないため、何かが変わると思う」サインツ・シニアは、F1と世界が最終的に通常に戻ることを望んでいると語る。「起こっていることを尊重して、世界選手権が開催されると私は考えたい。私たちは永遠に閉じ込められることはなく、医師や研究者が問題の解決策を見つけてくれるだろう」「3週間または1か月で、私たちはすべて通常の生活を再び送ることができることを願っている」しかし、サインツ・シニアはイギリスについて心配していることを認めている。「F1の世界はイギリスで何が起こっているかによって非常に決定されるが、彼らは我々(スペイン)に後れをとっており、あまり強力な対策が講じられていない」