カルロス・サインツは、以前にルノーに移籍したときと比較して、マクラーレンの方が新しい環境に慣れるのが容易に進んでいると語る。カルロス・サインツは、レッドブルのジュニアドライバーとしてトロロッソで3シーズンを過ごした後、2017年末にルノーにローン移籍。だが、ルノーのシートを得ることができず、2019年にマクラーレンに完全移籍した。
2019年は困難なスタートを切ったカルロス・サインツだったが、その後、パフォーマンスを持ち直してミッドフィールドのリーダーの一人に浮上。前戦F1カナダGPではポイントを逃したが、それでもドライバーズランキングで7位につけている。「テスト以降、クルマ、チームをかなり快適に感じている。ルノーノヨウニチームに適応するのに長い期間はかからなかった」とカルロス・サインツはコメント。「ルノーでは、クルマでスピードを上げていくのにもう少し時間がかかった。ここではとても容易に進んでいる。それにこのチームでは僕のフィードバックに耳を傾けてくれていると感じている」「すぐに進めたいクルマの方向性や開発についてコメントと1週間後にはファクトリーの人々から連絡があって、僕が望んでいることを聞いてくれる」「たくさん耳を傾けてくれていると感じているし、クルマは私が受け取った方向性に従っている。彼らは僕にも開発の機会をたくさん与えてくれているし、その点ではチームに感謝している」それでも、カルロス・サインツは2019年にルノーによって達成されたエンジンの向上を称賛する。しかし、序盤の信頼性問題によっておそらく夏休み前にグリッドペナルティを受けることになると考えている。「今年のエンジンには間違いなくポジティブなものがあると思う」とカルロス・サインツはコメント。「信頼性問題によって僕たちがタフなシーズンのスタートを切ったいのは間違いない。7戦目ですでに3基目のパワーユニットを搭載しているし、それは誇れることではない」「たぶん夏前はペナルティを受けることになるだろう。それは良いニュースではない。でも、パフォーマンス面では、ルノーがここ数年では見たことのないステップを果たしたことを確認できている。「それによって僕たちはストレートでより競争力がありる。バルセロナではできていなかったオーバーテイクがよりできるようになった。クルマも効率的だし、うまく機能している」