カルロス・サインツSnr.、今年マクラーレンで新たなF1キャリアをスタートさせる息子のカルロス・サインツが2019年F1マシン『MCL34』をテストすることに“非常に興奮している”と父親であるカルロス・サインツSnr.は語る。カルロス・サインツは、ルノーのワークスチームからマクラーレンに移籍。ジュニアキャリアから育ててもらったレッドブルを出ての複数年契約となる。
だが、マクラーレンは、同じスペイン出身の2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソを起用した2015年から苦戦を強いられている。「カルロスはとても興奮しているし、バルセロナでテストがスタートするのを心待ちにしている」とラリー界のレジェンドであるカルロス・サインツSnr.は、息子のカルロス・サインツがマクラーレンのワーキングの本拠地の近く引っ越したことを El Mundo Deportivo に認める。「そこからマクラーレンが宿題をうまくこなしたか、ルノーがうまく宿題をこなしてエンジンが良くなったかどうか、シャシーは昨年フェルナンドが乗ったものより良くなっているのかがだいたいわかってくる」「バルセロナテストが終わるまでには、彼らは自分たちがどの位置にいるかを良く知ることになるだろう」カルロス・サインツSnr.は、新車の競争力が明らかになるまでマクラーレンが目標を定めるのは不可能だと語る。「全てクルマ次第だ。それをわからずに結果について話すことはできない。昨年のフェルナンドのように11位や13位かもしれないし、ポイントを獲得できるかもしれない。そうなれば、素晴らしい結果だ」「だが、カルロスは非常にやる気になっているし、興奮している。スタートすることを切望している」フェルナンド・アロンソがF1から引退したことで、カルロス・サインツはスペイン人で唯一のF1ドライバーということになる。息子にその準備はできているかと質問されたカルロス・サインツSnr.は「彼はひどい扱いを受けているとは決して感じていない。フェルナンドのような力量のあるドライバーがいるときは、それは普通のことだからね。モータースポーツの影にいるのは普通のことだ」とコメント。「でも、それも今は違うものになるし、彼はそれを引き受けることに意欲的だ」最後にカルロス・サインツSnr.は、フェルナンド・アロンソが今年のインディ500とル・マン24時間レースでうまくやれるかどうかとの質問に答えた。「フェルナンドのような才能のあるドライバーは、どこに行ってもうまくやれる。ル・マン、デイトナなどどこでもね。彼はあらゆるクルマに乗るたびにそれを証明すると思う」
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