カルロス・サインツは、マクラーレンに移籍することは子供の頃からの夢であり、これまで目標にしていたレッドブル・レーシングのシートを逃したことに失望はしてないと語る。長年レッドブルの支援を受けてきたカルロス・サインツだが、2019年はF1を離れる同じスペイン出身のフェルナンド・アロンソの後任としてマクラーレンに加入することを決断した。
昨年までトロロッソで3シーズンを過ごしていたカルロス・サインツは、レッドブル・レーシングに移籍できない状況に不満を抱いて移籍を志願。昨年後半からルノーにローン移籍を果たしていた。ダニエル・リカルドのルノー移籍によって当時の目標だったレッドブル・レーシングに移籍するチャンスが訪れたが、カルロス・サインツはマクラーレンとの2年契約を選択。代わりにピエール・ガスリーがレッドブル・レーシングに昇格することになった。F1ベルギーGPの木曜記者会見に出席したカルロス・サインツは「マクラーレンに行くためにチームを離れるときに失望することなんてできないと思う」と語った。「将来、マクラーレンに加入することは子供の頃の夢のひとつだったし、不満を抱くことなんてできないと思う」「確かに僕はとても長い間レッドブル・ファミリーの一員だったし、ずっとレーシングドライバーとしてレッドブルが僕の主な目的の一つだと言ってきた。でも、マクラーレン・ファミリーになることは多くの後押しになっているし、それついて失望することは不可能だ」カルロス・サインツは、マクラーレンへの移籍の道が開かれた背景を説明。1年以上前から移籍の可能性についてマクラーレンと接触していたことを明らかにした。「ダニエルがルノーに移籍することが発表されてすぐの頃は、もちろん、自分がどこに行くことになるかわからない期間があった」とカルロス・サインツは語る。「自分の選択肢の準備をしていたし、マクラーレンはしばらくそのなかのひとつだった。マクラーレンのマネジメントとは1~2年くらい連絡を取り合っていたし、それがあったので、状況についてはとても落ち着いていた。レッドブルで何が起こるかを待って決断を下さなければならなかった」「最終的にいい進むことがわかった。良いカタチでレッドブル・ファミリーを離れることが重要だった。彼らには僕のF1キャリアのすべてで本当に多くの借りがある。彼らのおかげでマクラーレンに行くことができた。彼らが僕をF1に入れてくれたからだ」「僕は来年新しい章を開く。チームとの最初の2年契約だ。待ち切れないよ」
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