カルロス・サインツは、ホンダがステップを果たして、トロ・ロッソが使用している1年落ちのフェラーリのF1パワーユニットに非常に近づいていると考えている。ホンダは、F1イギリスGPにむけて2トークンを費やしてエンジンをアップグレードさせた。フリー走行2回目、マクラーレン・ホンダはフェルナンド・アロンソが6番手、ジェンソン・バトンが8番手タイムを記録。一方、トロ・ロッソは、カルロス・サインツが11番手、ダニール・クビアトが13番手タイムだった。
2015年型のフェラーリエンジンと比較したホンダの進展について質問されたカルロス・サインツは「同じとまではいかないけど、とても近くなっているね」とコメント。「彼らは通常とても力強い金曜日を過ごすけど、明日はもう少し近づけるといいね」「彼らは空力的に非常に効率的なので、僕たちと彼らのパワー量を比較するのは難しい。でも、彼らは間違いなくステップを果たしている。どれくらい大きいかはわからないけど、彼らは前進している」「彼らは常に改善している。現時点で僕たちにそれができていないのはわかっているので、彼らにより注意をしている」ホンダのアップデートは、燃費効率とパワー出力を改善させることを目的としているが、ホンダは劇的なパワーの増加は期待していないとされている。ホンダのエンジンの改善について質問されたジェンソン・バトンは「50キロワットとかじゃないし、サーキットからサーキットへ移って大量に変わることなんて絶対にない」とコメント。「シルバーストンはオーストリアとはだいぶ違うサーキットだし、風がかなり強いから、他のあらゆる状況によってコントールされている。でも、データには何か見えるといいね」