2026年F1カナダGP予選はQ2が終了し、アイザック・ハジャー、フランコ・コラピント、アービッド・リンドブラッドが存在感を示してトップ10進出を果たした。一方で、リアム・ローソン、カルロス・サインツ、ピエール・ガスリーらが敗退となった。スプリントを制したジョージ・ラッセルやマクラーレン勢、フェラーリ勢もタイヤのウォームアップに苦戦。路面温度の低さと不安定な風が各車を悩ませ、セッション終盤まで順位変動が続く混戦となった。
タイヤに苦しむ上位勢 ハジャーが再び存在感Q2開始直後から各車は新品ソフトタイヤを投入したが、多くのチームがダブルウォームアップラップを選択。マックス・フェルスタッペンはアタックに入ったもののラップを中断し、難しいコンディションが浮き彫りとなった。その中で最初に基準タイムを刻んだのはアイザック・ハジャー。1分13秒623を記録し、一時トップに立つ。しかし直後にマクラーレン勢が反撃し、ランド・ノリスがトップタイムを記録。オスカー・ピアストリに約0.2秒差をつける速さを見せた。さらにメルセデス勢も応戦。ジョージ・ラッセルは自己ベストを並べながらも4番手止まりだったが、キミ・アントネッリは全体ベスト区間を2つ揃え、ノリスを0.159秒上回ってトップに浮上した。ハジャーもその後さらにタイムを伸ばし、一時首位に立つなど好調を維持。F1 TVで解説を務める元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは、シャルル・ルクレールについて「速さも快適さも感じられない。まったく安全圏ではない」と語った。フェルスタッペンも悲鳴 “氷の上を走っているよう”各車がタイヤのグリップ不足に苦しむ中、フェルスタッペンは無線で苦境を訴えた。「フロントタイヤをまったく作動領域に入れられない。氷の上を走っているみたいだ」低温コンディションと強風の影響で、各車ともタイヤを適正温度に入れるのに苦戦。特にQ2後半はその傾向が強まり、順位が目まぐるしく変動した。残り2分ではラッセルがロックアップしてエスケープゾーンへ直進。暫定8番手に沈み、プレッシャーのかかる展開となった。一方、ルクレールは計量検査に呼ばれたことで他車と走行タイミングがずれ、新品ソフトタイヤをQ2で2セット投入する苦しい戦略を強いられた。コラピント&リンドブラッドがQ3進出 ローソン敗退セッション終盤、フランコ・コラピントがガスリーを上回るタイムを記録。パワーユニットトラブルでプラクティス走行を逃していたにもかかわらず、見事な走りでQ3進出を決めた。リアム・ローソンは最後までトップ10圏内に届かず12番手。ニコ・ヒュルケンベルグもアタックに入れず敗退となった。ガブリエル・ボルトレトは13番手まで浮上したもののQ3には届かず、カルロス・サインツ、オリー・ベアマンも敗退。最後にタイムを記録したピエール・ガスリーも14番手に終わった。Q2敗退ドライバー■ 11.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)■ 12.リアム・ローソン(レーシングブルズ)■ 13.ガブリエル・ボルトレト(アウディ)■ 14.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)■ 15.カルロス・サインツ(ウィリアムズ)■ 16.オリー・ベアマン(ハースF1チーム)