F1カナダGPのスプリント予選SQ2は、メルセデス勢が引き続き圧倒的な速さを見せる一方で、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がまさかのギリギリ通過となる波乱の展開となった。終盤にはカルロス・サインツ(ウイリアムズ)が最後のアタックでトップ10入りを決め、ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)を脱落圏へ押し出した。
SQ2ではニコ・ヒュルケンベルグ、ガブリエル・ボルトレト、フランコ・コラピント、エステバン・オコン、オリバー・ベアマン、そしてSQ1でクラッシュを喫したフェルナンド・アロンソが敗退。SQ3進出を巡る争いは最後まで激しさを増した。メルセデスが再び最速 ハミルトンも好調SQ2序盤、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が1分13秒637を記録してトップに立つ。限界ギリギリまで攻め込む走りを見せ、カナダでの強さを印象づけた。しかし直後にメルセデス勢がそれを上回る。ジョージ・ラッセルがトップタイム、キミ・アントネッリが2番手に続き、ラッセルはチームメイトに0.085秒差、ハミルトンには0.171秒差をつけた。今回のカナダGPで大型アップグレードを投入したメルセデスは、スプリント予選でも安定して速さを発揮。タイヤとバッテリーを最適な作動領域に入れるため、多くのドライバーが“ダブルウォームアップラップ”を選択する場面も見られた。フェルスタッペンがまさかの崖っぷち一方、マックス・フェルスタッペンは最初のアタックラップのタイムを抹消される苦しい展開となった。残り4分時点でフェルスタッペンはノータイムのまま脱落圏。フェルナンド・アロンソとともに危険な位置に追い込まれた。再アタックで何とか9番手タイムを記録したものの、安全圏とは言えない状況。レッドブルは終盤にフェルスタッペンをピットへ戻し、他車のタイム更新を見守る緊迫した展開となった。結果的にニコ・ヒュルケンベルグが10番手止まりとなったことで、フェルスタッペンは9番手で辛くもSQ3進出を決めている。サインツが土壇場で逆転突破終盤にはガブリエル・ボルトレト(アウディ)が10番手へ浮上し、カルロス・サインツを脱落圏へ押し下げた。しかしチェッカー直前、サインツが渾身のアタックを成功。10番手へ滑り込み、ヒュルケンベルグを11番手へ押し出した。その結果、アウディ勢はヒュルケンベルグとボルトレトの2台がSQ2敗退となった。また、ハースF1チームはアップグレード仕様を投入したオリバー・ベアマンが15番手で敗退。エステバン・オコンにはスプリント後に同仕様が投入される予定となっている。SQ2敗退ドライバー11番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)12番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)13番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)14番手:エステバン・オコン(ハースF1チーム)15番手:オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)16番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)