元F1ワールドチャンピオンのジェンソン・バトンは、8月18日(金)に開催される“ザ・クエイル・ア・モータースポーツ・ギャザリング(The Quail, A Motorsports Gathering )”で特注のロータス・エヴァイヤ(Evija)を初披露する。ジェンソン・バトンのフルEVハイパーカーは、他のエヴァイヤ同様、ロータス・デザインチームと相談しながら選んだ仕様に基づく完全オーダーメイド。
2009年のF1世界選手権で優勝したブラウンGPのレーシングカーを彷彿とさせるアークティック・ホワイトに、ヴァーヴ・イエローとカーボン・ブラックがアクセントとして配色されている。デプロイアブル・ドアミラーのハウジングにはバトンのレースナンバー22が大きくあしらわれている。また、ドア内張りにもカーナンバーがあしらわれている。ロータスがエヴァイヤの顧客に提供できる細部へのこだわりの一例として、シートセンターを縦に貫くアルミニウムの帯には、ジェンソン・バトンがF1で15勝を挙げたすべてのレースで優勝した日付と場所がレーザー刻印されている。2006年から2012年にかけてのシーズンで2009年のチャンピオン獲得に貢献した6勝も含まれている。ザ・クエイルのロータスブースに立つバトンは「マシンはセンセーショナルで、僕にとってとても意味のあるカラーリングだ。ロータスのチームは、私たちが一緒に夢見たデザイン案を実現するために素晴らしい仕事をしてくれた。彼らは本当に注目を集めるものを生み出した」とコメント。ロータスのアドバンスド・パフォーマンス担当ディレクターであるサイモン・レインは「カリフォルニアでジェンソンがロータス・エヴァイヤを世界に初公開するとき、一緒にいられることを嬉しく思う。ジェンソンのビジョンを実現するために懸命に働いてきたチーム全体にとって、素晴らしい瞬間だ」と語った。ジェンソンのマシンのキャビンは、ホワイトとブラックのパンチングレザーシート、黒檀のアルカンターラ製ヘッドライナー、ステアリングホイールで占められている。ライムイエローのコントラストステッチも特注の特徴で、さらに目を引くディテールを加えている。ペダル、センター・コンソールのロータリー、スタート/ストップ・ボタン、ステアリング・ホイールに取り付けられたモード・スイッチ、エアベントの周囲にも同色が使用されている。ブレーキ・キャリパーはヴァーヴ・イエローで、マグネシウム・マットブラックのハイライトが入ったグロスブラックのアルミホイールに収められている。センターロック式のホイールナットもモータースポーツにインスパイアされたもので、アルマイト仕上げのシルバーとなっている。ロータス・エヴァイヤのパーソナライゼーションは、カスタマーエクスペリエンスの重要な部分である。ザ・クエイルでは、このクルマの出力が1,500kW/2,039PSであることが明らかにされた。これは、エヴァイヤが発表されたときに発表された2,000PSを上回るもので、量産ロードカー史上最もパワフルなクルマであることが確認された。また、ザ・クエイルでは、ロータスの象徴的なレーシングの伝統からインスピレーションを得たスリリングな新型パフォーマンスカーのお披露目や、ロータス・エレター・ハイパーSUVの米国デビューも予定されている。
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