ジェンソン・バトンは、F1引退という決断をするのを早まってしまったかもしれないと考えている。ジェンソン・バトンは、今年9月のF1イタリアのGPで、2017年はマクラーレン・ホンダの“アンバサダー”となり、F1レースには出場しないことを発表した。契約上では、バトンとマクラーレンの両者が望んだ場合に2018年のF1レース復帰が可能な状態になっている。
「個人的に、今でも8月というのはちょっと早すぎたなと感じている」とジェンソン・バトンは述べた。「ドライバーがスポーツを離れたり、特定のタイプのスポーツから引退を決めたりするときは、できるだけそれを遅らせるべきだと思う。僕はそれがちょっと早すぎたかもしれない」 「考え方は変わるんだね。それは残念に思う。僕は変わらないと思っていたけど、実際そうなんだ」「でも、明日は僕にとって大きな1日だし、『終わるのが待ち切れない』なんて気持ちで最後のレースに臨んだりはしない。最後のレースにわくわくしているし、今まで全てのグランプリでやってきたように、自分の全てを注いで素晴らしいレースにしたい」ジェンソン・バトンは、F1という形ではないとしても、何らかの形でレースを続けると強調した。 「僕は引退するわけではない。その言葉は間違っている。そればかり強調されすぎだ」とジェンソン・バトンはコメント。「僕は36歳だ。まだ引退なんてしない。来年もチームとここで仕事をするし、他のレースは続ける。この先もね。70歳ぐらいになるまでドライブし続けるつもりだ。それまでは引退ではない。お金がもらえるかどうかの違い。違うのはそこだけだろう」ジェンソン・バトン、F1引退を決意 「今回がラストレース」