ジェンソン・バトンは、信頼性のために導入されたホンダのアップグレード版エンジンが、レース状況でパフォーマンスの向上を提供していると語る。ホンダは、F1マレーシアGPの金曜フリー走行でフェルナンド・アロンソのマシンに新しいエンジンブロックと軽量化されたエキゾーストをテスト。結果はポジティブだったため、F1日本GPではフェルナンド・アロンソが本格導入。
また、ジェンソン・バトンの予選結果を受け、ペナルティを科せられてもグリッドにほとんど影響を及ぼさなかったため、バトンにもアップグレード版が投入された。マレーシアでフェルナンド・アロンソは、新エンジンが“速くなってはいない”と主張。「エンジンのパフォーマンスは同じだし、馬力もまったく同じだ。信頼性がちょっと強くなっているだけだ」と述べていた。だが、ジェソン・バトンは、信頼性の改善がパフォーマンスにも利益をもたらしたと感じていると述べた。「信頼性はパフォーマンスにも役立っている。エンジンでよりアグレッシブな戦略を実行することができるからね」とジェンソン・バトンはコメント。「なので、レースではパフォーマンスに役立っているよ。でも、予選ではまったく違いはない」そのゲインは鈴鹿では特に現れなかった。フェルナンド・アロンソは、週末にわたってマクラーレンが“話題にもならなかった”と表現している。しかし、レーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、鈴鹿での困難は予想していたと語る。「トラックレイアウトは我々のシャシーに適していなかったし、もちろん、エンジン面で我々はまだメルセデスと同じレベルのパフォーマンスレベルにはいない」とエリック・ブーリエはコメント。「その両方が組み合わさり、我々にとって難しい週末となった」「だが、ドライバーが言ったように、他のトラックレイアウトのいくつかでは同じ理由で我々は驚くほどいい。我々が強く、状況によってはベストである可能性がある場所では、もっとうまくパワーユニットを活用することができるし、異なる姿勢でクルマを使うこともでできる」ホンダは、開発がオープンになる2017年に大幅なパフォーマンス向上を望んでいるが、最新のアップデートでは信頼性に焦点を置くことを望んだ。ホンダは、変更によって、残りの4レースをトラブルなく終えることにより自信を感じていると認めている。ホンダのさくらの施設ではアップデートのさらなる分析が行われているが、ファクトリーの焦点は2017年に移行している。2017年のレギュレーションに変化がないことが明確になった時点からすでに別部隊が2017年に取り組んできた。そのため、ホンダには2トークンが残っているが、シーズン中に使用する計画はない。
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