ジェンソン・バトンは、2年半の間メルセデスに挑戦できるチームが存在しないことが、F1を退屈なものにしたと考えている。現在、メルセデスはタブルタイトル3連覇にむけて進んでいるが、ジェンソン・バトンは、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグのどちらが今年のチャンピオンを獲得するかについては関心を示しておらず、二人だけの戦いになっているF1は酷い状況にあると語る。
「僕たちにが関係のない戦いだよね。誰が勝つか、勝たないかという戦いは僕にとって全く重要ではない」とジェンソン・バトンがコメント。「僕にとって重要なのは、他チームがトップ争いに関わることだ。同じクルマに乗った二人だけがトップ争いをすることはF1が必要としていることではない」「他のメーカーやチームがそれに加わる必要がある。僕たちが十分な仕事をしていないせいで、F1がつまらなくなっている」「メルセデスがレースにいなくなって、4台が勝利を争ったバルセロナのようなレースをみんなが求めている。それはこの3年間、僕たちになったことだし、今後のF1ではそれがもっと多くなることを期待している」ジェンソン・バトンは、2017年に導入される大幅なレギュレーション変更が、他チームがメルセデスに追いつく機会を与える役割を演じてくれることを望んでいる。「彼らはこれほど良い理由? 僕にはわからない。全員がそれを知っていれば、僕たちは彼らと同じくらい良くなっているだろうね」とジェンソン・バトンはコメント。「彼らには多くの非常に才能のある人材がいるし、レギュレーションが彼らに有利に働いているのかもしれない」「来季、彼らは追いつかれることになるか? たぶんね。可能性はある。でも、例えば、彼らのパワーユニットがフェラーリと比較して、それほど優れているとは思えない」「ただ、彼らにはとても良いマシンがある。全体的なパッケージが素晴らしい」「エンジンだけを指差して『これが彼らが良いパフォーマンスを発揮している原因だ』とは言えないと思う。他に多くのマシンが同じエンジンを搭載しているけど、どこもそれほどのフォーマンスは発揮できていない」来年、マクラーレンはメルセデスに挑戦できるかと質問されたジェンソン・バトンが「誰がどの位置にいるかを知るのはとても難しい」とコメント。「現在のトップ3チームは来季も強いと言っても間違いはないだろう。マクラーレン・ホンダも彼らと戦えるようになることを望んでいる」「このチームにいる人々と今シーズンを通しての開発という点ではイエスだ。来シーズンの開発という点では、僕たちのマシンがどの位置にいるかはわからない。ここにいる人材は非常に優秀だし、とても良い仕事をしてくれているけど、来年車がどの位置にいるかはわからない」
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