ジェンソン・バトンは、再びF1人気を取り戻すには、ドライバーの熱意や情熱をファンに伝える必要があると感じている。近年、様々な段階で、タイヤやパワーユニットに関する大きな批判が報じられており、特に昨年導入された1.6リッター V6ターボ付ハイブリッドシステムにはネガティブな声が聞かれている。
ジェンソン・バトンは、メディアによって伝えられるドライバーの意見が、F1ファンがショーを理解することに大きな役割を果たすと考えている。問題を解決するためにどのようなレギュレーション変更が導入されるべきかと質問されたジェンソン・バトンは「もっと多くのメカニカルグリップだね」とコメント。「フロアでもっと多くのダウンフォースが発生させることだ。ウィングが強調されるのではなくね。それが良いスタートポイントだと思う」特にファンを呼び戻すことに関してジェンソン・バトンは「まずなにより、僕自身が運転を楽しむことだ。それがスポーツの大きな部分だからね」とコメント。「ドライバーがもっと楽しんでいるのを見れば、ファンももっとF1を好きになってくれると思う」2017年にむけて、F1は1周につき5秒のスピードアップを含めた多くの変化を計画している。しかし、全てのドライバーは、オーバーテイクが改善されなければ、何も意味はないと考えている。F1チームの技術代表は、ストアテジーグループからオーバーテイクの頻度を増やすための新しいレギュレーションを議論するために8月18日にミーティングを行うことになっている。「ポジティブな変化だと思う。トラック上でクルマは良く見えるだろうからね」とジェンソン・バトンはコメント。「今のレースが悪いとは思わないし、コーナーでもっと速いクルマを作るのは良いことだ。レースを傷つけないやり方であればね」「メカニカルグリップはかなり重要だし、ダウンフォースによってそれをする方法を見つけなければならない。ダーティな空気がクルマに影響を及ぼして、オーバーテイクが難しくならないようにね」