セバスチャン・ブエミは、今週末のF1シンガポールGPで迎えるマイルストーンにそれほど興奮していないようだ。2009年にトロ・ロッソでF1デビューを果たしたセバスチャン・ブエミ(22)は、今週末のF1シンガポールGPで50戦連続となるグランプリ出場を果たす。F1史で50戦以上のグランプリ出場を果たしたドライバーは119名いる。
これでセバスチャン・ブエミは出場記録でルカ・バドエルと並ぶことになり、クリスチャン・クリエン、デレック・デイリー、ジャン=ピエール・ジャブイーユ、マイク・ヘイルウッドといったドライバーの記録を抜くことになる。さらに2012年に4シーズン目を終了できれば、マーク・ブランドル、ジル・ヴィルヌーヴ、アレックス・ヴルツ、スターリング・モス、ジム・クラーク、5度の世界チャンピオンであるファン・マヌエル・ファンジオをも超えることになる。だが、セバスチャン・ブエミは「僕にとってはただの数字だ。より高いゴールへの中継地点にすぎない」と主張。「F1では、学習過程が終わることはない。常にもっと良くなれるものだ」セバスチャン・ブエミは、これまで14戦で入賞を果たして27ポイントを獲得。13戦でリタイアを喫している。